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こんなエントリーを・・・
払いたい人が払うというビジネスモデル えーと、これはまず「成立しません」。少なくともネット世界においては。 と、いうのは元々、この手の人の善意を基本にした商売(?)というのは、実は「他人からの目」があってこそ成立するからです。 例えば田舎にある野菜の無人販売所。「お金はここに入れてください」で、案外きちんとお金が入っている。 これはどうして成立しているか?田舎の人は純朴だからか? 違います。それは「田舎では地区の人間のつながりがしっかりしているので、互いを監視しあう構図が抑止力になっている」からです。私も長野の田舎モノなのでわかるのですが、地区の人間は皆「○○さんの息子さん」「××さんの奥さん」など、相手の素性を知っています。こういう場合「誰が見ているかわからない」というプレッシャーが犯罪や馬鹿なことを抑える大きな力になっています。(そのため、田舎では旅行者などよそ者を極端に警戒します) また、これは田舎だけに限らず、赤の他人であったとしても「衆人の目」がある場所ではそれだけで抑止力があります。 しかし、ネット世界ではどうでしょうか?誰がアクセスしたのか?誰がお金を払ったのか?そういう「顔」がわからない場合、この手の抑止力が働きません。 エントリー先ではニコニコ動画の有料会員に関しての事例を挙げていますが、そのニコニコ動画の苦境(赤字体質で採算の目処が立っていない)こそ、ネットにおける「タダ乗り思想」を体現しているかと。どんなにニコニコ動画が苦境に立ったとしても、無料会員の数を有料会員が越えることはありえません。「自分がニコニコ動画を支える義務はない」と考えますから。 アイマスのDLCは差別化が図れる、そしてお金を払うシステムが抜け道なく確立しているからあれだけの売り上げがあるのです。単なる善意で動いているのではありません。 もし、アイマスのDLCがネットでタダでばら撒かれて、誰でも使えるようになったら、公式から買う人は激減すると思います。それこそ「ナムコの暴利を貪ることに対しての抗議」とかいった、都合のいい言い訳をつけて。 商売の基本は「規定の金を提示して、価格と見合うと判断した客が買う」です。サービスを提供した後、相手の気分でお金をもらうのではありません。それが出来るのはそれこそ神社のお賽銭や、ストリートミュージシャンの投げ銭ぐらいです。 |
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