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過去に書いた文章と重複するかもしれませんが、買い専の方でもコミケでぜひ知っておいて欲しいことを・・・この手の情報って、知っていると「どうしてこんな風なのか?」を理解しやすくなると思うので。
1、印刷費の相場 これはググって同人印刷所のHPに行ってもらえればすぐ見つかるかと思います。印刷数や印刷物によって相場は変動しますが、まずは同人誌ってどのぐらいの価格で作れるものか?ぐらいは把握しておいて欲しいなと。ちなみに、私の場合、前回表紙カラーで32ページ、100部発注35000円程度(早期入稿割引利用があったので、実際にはもっと高くなる)それを会場では500円でした。 2、同人誌のサークルの領布平均 これは前回のコミケカタログにも乗っていましたが100部以下のサークルがだいたい50%。300部以下でも70%。逆に大手と呼ばれる1000冊以上売れるのは5% 3、コミケでの時間 コミケは一日6時間。100部売るのにはそれでも平均一冊3分30秒で売らなければならない。1000部を売る大手といったら? 4、サークル参加費 コミケでサークル参加する費用は 申込書:1000円 申し込み代金:7500円 デジタル申し込みの場合:追加1000円 為替振込み代:120円 切手代 80円 ということで、実費10000円はかかる、と思ってください。(落選の場合は申し込み代金は返金されます)なお、コミケの申し込み代金は他の中小イベントの2倍程度。これはコミケ準備会が儲けているのではなく、とにかくあれだけ巨大なイベントは金が掛かる(警備員だけで750人)と。 5、サークルの年間収支 7割のサークルが赤字。20万円以上の黒字を出しているのは男女平均6.5% 6、同人ショップでの同人誌の価格差 最大手の「とらのあな」では、販売価格の3割がとらのあなの利益になります(搬入費用はサークル持ち、返却費用はとらのあな持ち)。700円の本はサークルに入る金額は490円と思ってください。 7、同人誌の量 100冊32Pで中型段ボール箱(40×30×30センチ)1箱ぐらい。在庫として抱えるのが怖い理由、わかりますよね? さて、このデータをどう読み取るか?言いたいのは大手の行列を見て「同人誌って儲かる」「もっと刷れ」「安くしろ」などと安易に思わないでくれ、というところで。3日間で35000ものサークルが集まる「本当の理由」がわかるのではないかと。 |
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