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日曜日にある店で買い物をしていたのですが、その際、レジで何やら人だかり(行列?)が出来ていました。
詳しくはわかりませんが、どうやら客のおじさんが理不尽な要求をしているみたいで(いわゆるモンスター)えらい剣幕で店員をどなりつけ、それに対して店員が頭を下げる、でもそれは対応できかねます、みたいなやり取り。 そのため一箇所しかないレジ機能がストップ。他の買い物客がイライラしているのが感じ取れました。 で、考えたのですが、店員側がこういう相手の理不尽な要求にも下手に出るしかないのは、相手を「お客様」だと考えるからであって。これはある意味、客商売の辛いところだろうなあ、と思いました。(相手がどんな理不尽な事を言っても、直接ドロボウでもしない限り排除は出来ない) 翻ってコミケでは全員が参加者、というのはスタッフが制御できる権限を持つために、お客様を作らないのかもしれません。 コミケでは「スタッフの指示に従えない人は排除」という強制力を持った形で運営されているからこそ、あれだけの人数を制御し、イベントを回すことが出来る。 しかし、ここで参加者を「お客様」と定義された場合、誘導に従わない、あるいは自分勝手な理論で混乱を助長しかねない相手もつまみ出すようなことが出来ず、下手に出るしかない訳で。 屋内では日本最大のイベントがたいした混乱もなく毎回、なんとか運営できるのは、「全員が参加者」を徹底させることによって高い統率力を持たせ、ボランティアスタッフでも制御できるようなシステムだからなんでしょう。 「全員が参加者」という理念は「売り手」と「買い手」だけの関係ではありません。そして当然、イベントを作るスタッフも参加者の一部です。互いにイベントを作っている、という意識があるからこそ、我慢できるものもある。他のお客様イベントと違ってコミケ参加者は整然としていると呼ばれる理由かもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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