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アニメのDVDは2、3話で一本、などが当たり前になっています。これに対して「ぼったくり」という人がいますが・・・
以前に聞いたお話で「これは製作予算回収という意味と、もう一つ、レンタルビデオ店への配慮もある」と聞きました。 実際DVDにはもっとデータを長時間入れることは可能です。(現に昔のアニメやキッズ向けだと一枚に5話、なんて入っていますから)ですが、レンタル店の場合、同じ1クール13話作品を3話づつであれば4~5回、2話づつであれば6~7回貸し出しできるので、店側にもメリットがある、ということらしいです。(特にマニアックな深夜アニメの場合、借りる客数も少ないので)製作サイドにとって、未だに個別のセルDVDより全巻買い取ってもらえるレンタル店は大口の顧客ですから。 確かに連続モノのストーリーであれば、最初から最後まで借りる客をターゲットにしている以上、5話入って3回で終了、では店側の利幅も少ない、ということなんでしょうなあ。レンタルの場合、基本一本あたりの貸し出し金額は同じだし。 もっとも「アニメDVDが高い」と言う不満は仕方がないかとは思います。そもそもTV放送って作品やDVDの「宣伝」のはずなんですが、いつの間にかユーザーが「アニメはタダで見るのが当たり前」と思ってますから。 最近、単行本付録のODAが増えていますが、これもTV放送では予算が回収できない、というジレンマが産んだ新たな商売なのですし。最近では違法動画等の影響で、アニメレンタルDVDの貸出率も伸び悩んでいるとか。 今の日本のアニメ市場というのは「思ったより大きい」けど「(細分化されていて)思ったほど儲からない」というのが現状みたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
アニメDVDの収録話数が、セルだけじゃなくレンタルの面も考慮されているというのは、あまり話題に上らない話だと思いますので、面白い記事でした。
>もっとも「アニメDVDが高い」と言う不満は仕方がないかとは思います。そもそもTV放送って作品やDVDの「宣伝」のはずなんですが、いつの間にかユーザーが「アニメはタダで見るのが当たり前」と思ってますから。 アニメのタダ感が動画のアップロードに影響されて加速しているのは確かですが、「お金を出してアニメーションそのものを購入する」というのには、案外昔からユーザーは抵抗があったんじゃないかとも思います。 というのも、ユーザーが見ているアニメ作品そのものに対価を支払う(DVD購入)ようになったのって、制作委員会方式が主流の深夜アニメが盛んになったあたりからの話なんですよね。 もっと以前の場合は、ユーザーはアニメにではなくプラモだとか変身ステッキだとかといった関連商品に対価を支払っていたわけで。 当時はセルビデオやLDを購入するのは本当に限られたマニアだけでしたし、直接的に「アニメーション」に対価を支払うという感覚はかなり薄かったんじゃないかと思われます。 そして、その感覚がアニメの「宣伝」対象が「関連商品」から「作品DVD」に変わった現在でも引きずられていることが、「アニメはタダ見のままでもいいんだ」という価値観を生んでいる原因でもあるんじゃないかと。 (2009.03.11 20:27:22)
先日のエントリでアニメ放送は半減するという話がありましたが、
制作費をどこから捻出するかということになると 今後はその限定版の単行本にOVAをつけるというケースが増えるかもしれませんね。 単行本の売上げから費用を捻出出来ますし、人気作品なら継続して出せますし、 OVAなのでクオリティも毎週制作するテレビ放送よりは上げられる。 案外良い方法なのかもしれません。 (2009.03.11 21:01:42)
ruruさん
アニメの話数が少ないのは、持続的な購買意欲を保つためのもので、 DVDだけで制作費を回収する時代では無い事を物語っている証でも あるのです。 >ユーザーが見ているアニメ作品そのものに対価を支払う(DVD購入) >ようになったのって、制作委員会方式が主流の深夜アニメが盛んに >なったあたりからの話なんですよね。 アニメに対価を支払うようになったのは、ガンダムの劇場版が上映され始めた 頃からの事で、限られた「マニア」だけがアニメを購入していた訳でもなかったのです。 昔はVHSビデオカセットが主流で、制作費の大半をこのカセットで補っていました。 (現在のDVDの値段以上に高かった事・・・・。) アイテムといわれている関連商品などは違法コピーが横行しており、アイテムからの回収には 期待が出来なかった背景もありました。 現状の「制作委員会」の方式が主流になったのはOVAの全盛時期まで遡りますが、 この方式の利点がTVアニメに転用可能になったのは、毎週の放映に間に合わせる事が 出来なくなりつつあり、新番組を立ち上げる場合の制作費や制作人員を簡素かつ効率的に 変える事を余儀なくされた結果とされています。 (2009.03.11 23:54:56)
「アニメはタダで見るのが当たり前」
かどうかは知りませんが、ほとんどがタダで見れるうえに、買ってる人も「観たいから」じゃない気がします。 だって買わなくても観れるから これはもう、配信側も考慮しなきゃいけないんではないでしょうか? 録画機器も豊富かつ手軽かつ画質も下がらない。 これでバカ高いDVDを買う人が減るのは当然でしょう 買う側には理由は関係無いのですから… (2009.03.12 14:20:32)
響鬼さん
>地方在住の俺はそもそもタダでTVで視聴する事すら出来ない罠 > >いい加減製作者側はなんとかしろよと ----- この辺、勘違いしている方も多いのですが、地方がアニメ放送されないのは製作サイドの怠慢でも、TV局の怠慢でもありません。単に「スポンサーを取れる視聴率が無い」だけなんですよねえ・・・ 結局、アニメも含め民放がタダな理由はスポンサーがお金を出しているから。そのお金を出すスポンサーは必ずしも全国にCMする予算を出す必要はない、と・・・ 本来、本当に見たい人は有料チャンネルやらDVDレンタルやらで見るのが「普通」なんです。アニメがタダな訳がありません。 (2009.03.13 08:18:04)
最近サッカーのコミュニティを見てて思ったんですが、「地元チームの試合くらい生中継で放送しろよ。地元テレビ局は何やってる」というような発言を見かけるんですね。
放映権とかお金とか、いろいろな問題があって放送できない現実があるわけですが、有料放送を契約すれば、生で見ることは可能なわけです。 生活必需品でないコンテンツは、全て有料、と考えていいのかも。 アニメもしかり。 (2009.03.15 12:15:16)
>そもそもTV放送って作品やDVDの「宣伝」のはずなんですが、いつの間にかユーザーが「アニメはタダで見るのが当たり前」と思ってますから。
現状のアニメは確かにDVDの宣伝という位置づけになってしまっているそうですが、視聴者がいつの間にかタダで見るのが当たり前に変化したのではなく、アニメの制作側がいつの間にかTV放送をDVDの宣伝という位置づけに変更したのではないですか? 変わったのは見る側ではなく、作る側だと思いますよ。 簡単に言えば、ドラゴンボールZはDVD(その頃はビデオでしたが)の宣伝ではなかったと思います。 もっとも、民放はCMを見た人が商品を買ってくれることを「期待」して、国営のように視聴料を取っていないものなので、厳密に言えばそもそもタダではないのもわかってはいるんですが。 それに、製作委員会方式「途中打ち切り」という悪夢から解放されているのも確かですので、現在の仕組みが悪い、とはいわないです。 (2009.03.20 02:21:44) |
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