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友人のN氏が前回ご紹介したIGDA日本SIG-Indie研究会に受講者として参加したそうで。
そんな中で記事にはなっていませんが面白い話を。 それは「同人ゲームのネットダウンロード販売って恐ろしく売れない」ということ。これは意外なのですが、イベントやショップ販売で1000本近く売れる同人ソフトとしては大きなタイトルもネットダウンロードにすると一ヶ月に2本とか3本とか・・・(それ以外のタイトルは一本も売れないのが普通) 意外なようですが、これ、冷静に考えるとわかる気がします。その証拠に「あなたはここ1,2年でネットダウンロード販売で同人ソフトを何本買いましたか?」 おそらく、普段同人ソフトなどをイベントで買っている人も、ほとんどの人は一本も買った経験がないかと。しかし、同人ソフトのダウンロード委託販売の場所はある。ソフトを落とせるようにしているサークルさんも多い。でも利用者はほとんどいない。 これって「モノを売るというのは便利であれば必ず売れると言う訳じゃない」というのが作用しているかと。 例えばコミケ会場だと同人誌が「今、買わないともう2度と手に入らない気がする」焦燥感で、すごい数の同人誌を買う人が、とらのあなとかネット通販ではそんなに買わないなど・・・ いつでも買える、という安心感は逆に「じゃあいいや」と、購買意欲を削ぐこともあるんじゃないかと。また、やはり人間、直接お金と商品を手渡しでやり取りするのは安心感と充足感を得るのかもしれません。クレジットカードやWEBマネーでの売買は、やはり敷居が高く感じます。 X-Box Liveのダウンロードコンテンツのような成功例はありますが、あれも「プロのソフト」であり、同時に「ここでしか手に入らない」コンテンツが多いし。 デジタル化が進んだ同人業界でも未だに同人誌は紙媒体が主流、というのに似ているかもしれません。 便利であれば必ず普及する、という類の話ばかりではない、というお話で。 ps、ただし、無料ダウンロード体験版となると話は別ですので。 関連してこんなコラムを・・・ネットでお金を集める難しさ確かに、ネットでお金を出すのってまだまだ精神的敷居が高いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.05.06 16:36:44
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