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時折、同人時代に大ファンですごく面白い作品を描いていた人が商業デビューして、期待していたら「あ、あれ?」ということがあります。
某大手サークルさんがメジャー雑誌でオリジナル作品デビュー、でしたが、内容はどうにも・・・この・・・薄い。既存の漫画の良く使われたシチュエーションで「ありがち」という評価になってしまってがっかりしたり。それこそ「絵はいいけど内容が・・・」の典型的な漫画になってしまい、あっという間に打ち切りなど。 これはパロディーの面白さとオリジナルの違いなのでしょうねえ。2次著作というのがそれだけ「下駄を履かせてもらっている」創作活動であるか、ということでもあるのですが。 料理で例えるなら、材料も調理器具も、下ごしらえもすでに完成している素材で美味しいものを作るのと、畑で野菜を収穫してくる工程からスタートするのはまったく違う、そのぐらいの差があるようで。 逆に考えると、そういう他人の素材があったからこそ、面白いパロディーも思いつく。それだけ原典の作品に魅力があるということなのでしょう。 その作品のオリジナリティーを確立するというのは、それこそ血を吐くような苦労で作り上げる、作者の努力の結晶です。だからこそ私達同人活動をしている作家は、原典作家に最大のリスペクトをしなければならないと思います。 原典を超える同人はなし。もし、それを超える面白さがあるとしたら、それは下駄を履いた上でのオリジナリティーです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.11.15 11:13:47
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