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こちらのツイッターマトメを読みまして鋭いなあとうーんと唸ってしまった。
朝木貴行先生の「同人誌は良い意味でも悪い意味でも売り手市場」 確かに買い手が「こんな下書き本を1000円で売るなんて!」とか、「ほとんどが再録かよ!手を抜くな!」というのを書き手に言うのは「同人の世界では」おかしい。お互いが趣味である、という部分がすっぽり抜けてしまっている。 で、ここからが本題なのですが・・・ あるサークル、私が初めて買ったときには島中の行列もない無名サークル。ですが非常に内容も丁寧に、かつ、原作を活かした内容で、オマケのあとがきとか対談なども楽しかった。ので私も必ずサークルチェックをするようになりました。 やがて、人気が上がって行列が出来るようになり、壁際の大手サークルに。しかし、そうなった後にしばらくして領布物の内容が激変します。まず、新刊本が明らかに下書きであったり、あるいはやるだけの内容(それまでは原作の設定を活かしていたH漫画でしたが)そして何より、グッズが増えた。 やがて、そのサークルさんの行列は小さくなり、壁際から島中に戻りました。その後数回でサークル参加もなくなりましたが。 わたしはこれを悪い事だと言うのではありません。同人は趣味の世界だから、それこそ「もっと昔みたいに真面目に書け」なんていうのは逸脱した意見です。 ただ、自分が好きなように書けるのと同じぐらい、買い手にも「買う、買わないを選ぶ選択肢がある」ということは、自分も書き手であり作り手であるから、同人をやるにあたって胸に秘めておきたいなと。コミケであれば3万以上あるサークルの中から、わざわざ自分のサークルを探して来てくれる人がいる、というだけで幸せです。 それに、何より一生懸命作った方が売れたときの感動が大きいですから。 |
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