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やくさんDeNAベイで横浜ファンやめた
漫画家:やくみつる 氏が横浜ベイスターズの買収騒動に関して語っていますが。 この中で「?」と思った言葉が -------------------- 「あの会社にだけは買ってほしくなかった。業種がダメ。モバイルゲームは子供に良くない。本や漫画を1ページずつめくったり、外で虫を捕ったりして、子供は成長する。携帯電話はおもちゃじゃないんだ」 -------------------- 典型的な自分の興味のない、あるいは楽しみ方がわからないオヤジの難癖ですな。業種がダメって、何がダメなのかの理由が、単にモバイルゲームを自分の理解できないからだという・・・じゃあ、私が「野球なんて球が当たって危険だし、練習で体を壊す子供がたくさんいる、しかも、甲子園に出るために勉学が疎かになり、プロになっても先行き不透明な業種だから子供の教育によくない」でも通用しますねえ。 そもそも氏の職業であるマンガだって、つい数十年前はPTAから敵視され、世間から「こんなものが世の中をダメにする」と言われていたメディアであるし、漫画家である彼はその時、その言葉をどう感じていたのか? 趣味なんて嗜好品。好きな人も嫌いな人もいる。ましてや、球団経営が立ち行かなくなって自分の趣味である球団がピンチである時期に、それを言葉だけじゃなくて経営面で支えてくれる企業なのに・・・ 文中の最後に語っている「ネットゲームが子供に必要ない」というなら、マンガだって、野球だって世の中には必要ない。 例えば、私はプロ野球にさほど関心がありません。が、だからといってプロ野球がくだらない、とか、こんなものなくなっても世の中にたいした損はないから潰れちまえ、なんて事は言いません。それは自分の知らない、でも熱心に楽しんでいる人がいるから。それと同じ事がモバイルゲームをやっている人にもあてはまるんですけどねえ。 それに選手にとってはチームの存続というのが何より重要だと思います。プロである彼らにとって、オーナーが変わろうと、ユニフォームが変わろうと球団名が変わろうと、野球というルールが変わるわけじゃない。 自分の職業であるマンガを同じような理由で否定されても納得するんだろうか?この人は・・・ もっとも、彼の趣味なんだからどんな理由で辞めようと自由です。が、それを他人の趣味や職業のせいにするな、って話。 昔、ラジオDJの伊集院光 氏が落語家だった時代、立川談志師匠の落語を聞いて衝撃を受け、落語家を辞めた、と言う話をゲストに立川談志さんが来ていた際に話した際に言われた一言 「よかったじゃねえか。落語やめるいい訳が出来て」 と、見透かされて冷や汗をかいた、というエピソードを語っていました。その時、彼は落語家とこっそり変名で新人DJという2足のわらじを履いていた時期だったそうで。 好きだったものから興味がなくなりかけたところに、この手のきっかけがあることで「相手が変わったから嫌いになった」と、責任を相手に押し付けるということはよくあるからなあ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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