すごく怖いお話を。
DeNAについてのある風聞をめぐるソースロンダリングの実例
お読みいただけるとわかると思うのですが、会社説明会で担当者が「うちの顧客には高学歴の人間がいない」と馬鹿にした発言をした、という趣旨の話が、いわゆる大手まとめサイトを中心に広がりました。けしからん会社として。
しかし、この方の考察で今年はまだ企業説明会をしていない。で、その元になったソースは匿名掲示板の書き込み。つまり、最初から情報としてまったく信頼できないものであり、それを信じて広めたり、この会社の姿勢を評論していた人間は完全に「踊らされていた」んです。
これは怖いです。火の無いところに煙を立てられる。普段マスコミの情報は信用できない、などと言っている人間が、この手のネットデマにあっさり引っかかる。こういう光景はよく見ます。
そんな中、あるコメントで「こういう噂を立てられるような企業が悪い」と・・・おいおい、ふざけるなよ。間違いや勘違い、早とちりは誰にでもあるけど、その理由を罪のない相手に求め出したら人間として最悪だぞ。
本来重要であるべきこういう情報は拡散しない。さらにツイッターなどで拡散すると、情報がどんどん断片化してしまい、誤った情報が見出しのキャッチーさだけで広まっていく。
ネットの「情報強者」ってなんなのでしょうか?