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各所で話題になっていますが、コミケの行列を定点カメラで撮影した動画です。
黒い塊が整然とまるでグラフの目盛のように動く姿はなかなかすごいものがあります。これに対して「日本のオタクのすさまじさ」を賞賛する声がありますが、この行列も一朝一夕にできるようになったものではありません。 私が最初にコミケに参加した晴海開場の頃は朝の8時に並んで4列縦隊で延々とのろのろ歩き続け、施設に入場できたのは午後1時近く、なんて頃もありました。今の半分の参加者だったのにもかかわらず、です。特に夏コミでは炎天下に晒されるので倒れるものが続出するジェノサイドコミケ、なる時もありました。 その後、スタッフの方の誘導効率の進化と、ビックサイトのような2箇所から隊列を組んで入場できる場所の確保などによって、このような効率のよい入場ができるようになりました。ですから、この整然とした動きにも歴史があると。 今年の正月、デパートでの福袋販売の様子をテレビで見たのですが、買い物客が一斉に押し合いへし合いしながら、奪い合うような大混乱。コミケより圧倒的に少ない人数でも己の欲望だけを一番に考えると大混乱になる。これはコミケも同じです。現に会場内では時折トラブルもありますので。 そして何より、この「効率のよさ」を維持できるのは参加者全員の協力があってこそ。だからこそ、この映像にも映っている徹夜連中はものすごい危険分子なのですが。 コミケの行列に歴史あり。キモイと思われようともこういうノウハウは守っていきたいですな。
最終更新日
2012.01.10 08:18:34
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