カテゴリ:カテゴリ未分類
たとえばアニメでもドラマでもマンガでも、ゲームでもそうですが、それまでなかった作品が突如現れて業界に大きな影響を与える。たった一作が市場の方向まで変えてしまう、ということはエンターテイメントの世界ではあります。
が、当然ですがそういうのは10年に一度とか、近年まれに見る作品であり、そうそうあるわけではない。にもかかわらず、まるで昔はそれが毎年のようにあったように語る人がいます。 その顕著な例が「最近の○○業界はダメだ」論なのでしょう。結局、記憶に残るのは印象が強かったものだけ。当時だって凡作、愚作はたくさんあった。 そもそもガンダムでもエヴァでも「10年に一度の傑作」が毎月出るわけなかろう・・・突出しているからこそ傑作なのであって、そんなにポンポン出るのだとしたらそれは「普通の作品」でしかない。 そして何より、そういう傑作は業界全体の底をぐっと上げる。平均値を上げるから、自分達の目が肥えてしまう。傑作とはそういうものじゃないかと。 |
|