たとえば。
右側の極端な意見には賛同できない。同様に左側の極端な意見にも疑問がある。この場合、両サイドの人間にとってこういう意見は「信念がない」だの「確固たる考えがない」と言われる。下手すると「はっきりした意見がないやつは黙ってろ」とまで。
違うんだ。別に主義主張がない訳じゃなくて「どうして極端な意見しか認めないのか」という話。
怖いのは政治の世界でも極端な主張をする政党や政治家が「指導力がある」と評価されがち。しかし、実社会では極端な意見の人間に舵を任せると、芸術やエンタメの世界以外では現実を無視したり、自分のやり方に反対するものを敵とみなされたりと、ろくなことがない。
覚えておきたいこと。極端な意見というのは「少数派」。で、大半の人間は白黒はっきりしないグレーな意見である。原発の新規着工に反対する人間が必ずしも現状の原発稼働に反対するわけではない、にもかかわらず「国の原発政策に反対する人間は一切電気を使うな!」って極端な意見が嫌なんだという話。
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最終更新日
2014.04.04 11:53:07
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