カテゴリ:カテゴリ未分類
大学の女子受験者を一律に係数をかけて減点していた件に関して。
これについてネット上で「私大なのだから問題はない」とか「女性は結婚して辞めてしまうことが多いのだから長く続ける男性を採用するのは理にかなっている」といった意見を読んで唖然としました。 まず、大前提として私大であろうと公立であろうと「試験というのはその人の能力を公正に見ること」が目的です。特に、医師のような命に係わる仕事では厳正でなくてはいけない。その部分を能力以外の、それこそ自分ではどうしょうもない男女の差、という部分で不当に差別される。これは私大であっても許されるものじゃない。というか、「私大なら許される」とは最初からそう受験生に告知されていなければ言い訳にできない。受験料は同じはず。 また「女性は結婚して辞めてしまう~」のくだりは、それこそ個人の人生だろうと。男性であっても激務でやめてしまう人もいれば、女性で子育てをしながら医師を続ける人だっている。また、結婚しない医師も普通。ただでさえ医師不足の時代に何を言ってるのかと。というか、やめてしまう確率が高いのであれば、それこそ辞めても足りる人材数や、育児や出産で辞めなくてもよい、一時休んでも復帰できる労働環境を作る方がその後のためになるのに。 医師の世界だけでなく、たとえば最近は仕事も男女の筋力が関係ない仕事(デスクワーク)が普通なのに、未だに昇給や昇進では男性の側が露骨に有利です。特に自分のようなゲーム開発みたいなデジタルの世界では性差など全く仕事に関係ないのに。 つくづく思うのは、こういった男女差別を「社会の現実」として受け入れてはいけない。特に医師のような命に直結する仕事は能力に私たち患者は縋るのですから。・・・というか、一律減点されたうえでこの大学に受かっている女性というのはものすごく優秀である証明でもあり。 上の世代の既得権のため作られた「現実」とやらを受け入れたら、どんな差別も許容される社会でしかない。そう思います。 無意識の差別を描いた、映画「ドリーム」を見るべきですねえ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
50年くらい逆行したかと思うレベルの男女差別!
腕力体力が重要な職種でも、その腕力体力を測って上からとった結果として女性比率が下がるならともかく、一律減点してって信じがたい暴挙 まあ希望通り来年からは女性受験者が減って必然的に合格者も減るでしょうな (2018.08.03 12:57:24) |
|