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仏、16歳の制服集団生活「国民奉仕」を試行 応募は定員の倍以上
一読して背筋が寒くなる、気持ち悪さを感じました。っていうか、これって完全に国家による国民への思想矯正です! 今は希望者だけ、となっていますが、文中にあるように2026年までに16歳以上の参加を義務付けるという・・・ と、いいつつ、実はこういうことってこの国でもすでに行われていて。たとえば学校の義務教育内で国旗、国歌の強制とか、学校のカリキュラムによる道徳教育の点数化、など。 なぜこれを私が気持ち悪く感じるかというと、こういうことを「普通だ」という社会であることを強制されたのが戦前の日本であり、国家主義のヨーロッパの歴史でもあります。国民は国家の命令に従わなくてはならない、国の言うことに逆らうのは犯罪・・・ しかしそれはおかしなことだ、多大な戦争の犠牲で苦しんだのは国民であるという大量の血の歴史で学んだことがあるからこそ、国民が政府を管理、政治の暴走を制限をする憲法や法律が作られたはずです。 ちなみにフランスだけでなくヨーロッパは移民の国。こういう国にとって自国民の愛国心を高めることは自然に他国や移民の排斥につながります。そうなると国内でどういう差別が生まれるか。容易にわかる。 だいたい、過去の歴史を振り返ってもわかりますが国家が個人の「人格形成教育する」にろくなことはない。絶対に上のもの(政治家や支配者階級)に都合のいい人間が「正しい人間」とされる。 第2次大戦でドイツは国内の少年を集め、寄宿舎に共同生活させ、愛国忠実なエリート集団を作った。いわゆるヒトラーユーゲント。その歴史の結果はご存じの通り。 人間はそれぞれ違う。そんな中で共有できるところをすり合わせ、時間をかけて合意形成していくのが民主国家であり。そのことを思えば、上の気持ち悪さがよくわかるかと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.06.18 10:57:20
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