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ハラスメント全面禁止 初の国際条約を採択 経団連は棄権
この経団連の棄権、というところに、この団体の「パワハラやセクハラなんて」という曲がった常識があったとしか思えなくて戦慄します。 大きな企業だと定期的にセクハラ、パワハラ講習を行っていますが、それがまったく意味をなしていないことが多い。加害者のいい訳でよく聞く言葉に 「昔はこの程度でセクハラなんて言わなかった」 「この程度でパワハラ扱いされては業務ができない」 「私たちの世代はこういうことに耐えて一人前になった」 上の3つは完全に勘違いです。まず、昔はこの程度で言わなかった、に関しては当時も嫌がっていた女性はいました。だから「セクハラ」という言葉ができたんです。また、パワハラとは基本、業務上の注意を逸脱した越権行為。あるいは地位利用で下のもののプライベートを拘束する(残業の強要や無理やり飲み会などにつき合わせるなど)、そして、それらに耐えたから一人前になったんじゃありません。単に感覚が摩耗し、その鈍くなった常識を組織の上下関係で下にも押し付けているだけ。 また、セクハラやパワハラというのは多くが個人の資質によります。同じ社内で同じ仕事でも優しい上司もパワハラ上等の上司もいるように。だとした場合、こういう人間はどんなに業務成績がよかろうと降格、処分するのが組織の有りようで。それはどんなに優秀な人も街中で暴力行為を行えば警察に捕まるのと同じです。 特にセクハラに関しては仕事内容に関係ありません。これを棄権するなんて、いったい経団連とはどういう感覚の人間が会社の上層部に巣食っているかよくわかります。 経団連に入るような企業のトップには、自分のパワハラ自慢(本人は気が付いていない)を誇っているような老人もいる。そういう人に都合が悪いから忖度して棄権した、と思わざるおえない。でなければ企業内で行われるパワハラセクハラ講習は何なのかと。 セクハラは「性的暴行」パワハラは「恫喝、脅迫行為」だと書けば誰も反対しないはずです。これは職場だけでなく学校でも同じですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.06.25 07:44:02
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