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アメリカのトランプ大統領が、次回選挙に対抗馬として出ると思われる候補者がもともと難民出身者であることをツイッターで「自国が崩壊している国の人間がこの偉大なアメリカでなにができるというのか」みたいな人種差別ツイートした、というニュース。
で、これに関して荻上チキさんが「この手の論説で必ず「もともとアメリカは移民の国じゃないか」的なことを言う人がいるけど、こういうのはやめよう、どの国であってもルーツ論を語ることは差別と変わらない、もっと「人権の話として」抗議しよう、というのがあって。 これはすごく感じます。たとえば日本でも在日外国人、特に特定アジアの国の2世、3世の方に対するヘイトスピーチで「自国に帰れ!」みたいなことを言っている連中がいますが、その人たちはこの国で暮らし、税金を払っていてたら日本人と何が違うのか?むしろ外国人を技能研修生名目で最低基準以下の違法な給料でひどい労働させる日本人経営者の方がどれだけ犯罪者であるか?ここには国籍もルーツも関係ない。単に鬼畜だというだけ。 少なくともアメリカはトランプ支持者だけのものではない、のと同様に、日本という国も今の政権を支持する人間だけの国ではない。にもかかわらず政府のやり方に人権的見地から反対すると「反日」とか「売国奴」「嫌ならこの国から出ていけ」と・・・ だいたい、国をよくしたいから政治家のおかしなこと、文章改竄などをする政府に抗議しているのであって、それがどうして反日行為なのか?「政府の奴ことはすべて正しい、逆らう人間は犯罪者」という時代の70年前、この国がどうなったかをしらないのかと。 それを言える権利は日本人だけじゃない、在日外国人にも、日系人にも、それどころか海外の人にすら「その国の民衆の人権を守れ!」ということを言う権利がある。それは中国でのチベット民族弾圧や北朝鮮、アメリカでのアジア人に対する差別、中東でいまだ続く女性差別に抗議する他国の人間を「お前らには関係ないだろ」と言われて納得できるわけがないのと同じ。 誰もが生まれる国を選んで生まれたわけではない。自分のルーツによってその国に住んでいい、いけないなどというのは決まっていない。誰もが等しくこの国の人として生きる権利がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.07.17 11:13:45
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