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少々疑問に思ったこと。
昨今はちょっとしたことでネットでたたかれて息苦しい社会である、もっと昔は寛容だった、という話をよく聞きます。 ですが、たとえばセクハラやパワハラが大手を振って行われた時代が「寛容な時代」でしょうか?アルバイト店員が調理場でバカなことをやることを許す時代が「いい時代」でしょうか?こち亀の両さんみたいなキャラは漫画の中では何をやっても許されますが、同じことをリアルでやる人間が許される(というか、逃げ得でのちに武勇伝になる時代)の方がいい時代なのでしょうか? 寛容、とは罪を犯した側が相手(被害者)にニヤニヤ笑いながら許しを求めるものじゃありません。被害を受けた側が許すことであり、実際はそんなことはめったにない。悔しい、悲しい、怒りをぶつけられることと、同じようにひどいと思った人間による炎上がネットで可視化した、そういうことであると思います。 というか・・・昔のやんちゃ自慢と称するヤンキー列伝、暴力、窃盗、破壊行為を笑い話として語る人間は、絶対に反省などしていない。むしろ勝手に「いい思い出」にしているとしか思えない。その時の被害者がどう感じているか? そんな想像もできない人間が「このぐらい大丈夫だろ」とネットで発した言葉が社会的制裁を受けるのだ。何のことはない。過去からの弾丸に今、撃ち抜かれただけの話だ。 過去を美化し、笑い話として許しているのは自分だけだったという話。それは自分に対する甘さであって世の中の寛容性などではない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.08.15 07:08:32
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