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これだけ企業がどこも人手不足、経験者を求めている、にもかかわらず、面接する側の意識が不況のころのままでいるから、せっかく面接まで来た人間を些細な理由で落とす、契約社員や派遣といった条件付きの求人をする。
結果、現場が欲している人手不足がいつまでたっても解消しないという悪循環で。 よくわからないのは人手不足というのは10人で一か月かかる仕事を7人でやれ、5人でやれ、3人でできるだろ、みたいなことだから、減れば減るほどブラック企業化する。そして、ブラック企業からはどんどん人が逃げていく。優秀な人間ほど外に行ける。 もはや昔と違って、企業が学生や中途採用者を選んでいる時代ではない。人手不足倒産というのが現実に起きている。 企業が優秀な人材を手に入れる方法は簡単で、相場より高い給与を提示すると大々的に宣伝すればいい。実際、外資系の企業が新卒者に初任給40万円を出すと宣伝したところ、京大、東大といったエリート学生がたくさん集まったという。それに対して日本の企業は一流メーカーであろうと初任給は20万円そこそこ。 前に面白い漫画をネットであげている人がいて、面接官が学生で、企業の担当者が学生に「わが社があなたを迎えたいのは・・・」と逆転している構図の漫画。で、結局担当者には後日「今回はお見送りとさせていただきます。御社の今後のご発展をお祈りいたします」と、面接落とされた学生へのテンプレメールが届くという・・・ でもバブル時代って企業が学生を接待していたんですよ。内定した学生をホールドするために夏休みに社員旅行に連れて行ったり、面接の交通費を支給したり・・・ 人手不足で立場が変わった。そして少子化とベビーブーム世代引退で労働人口は今後確実に減っていく。年功序列やまじめにさえやっていれば給料が毎年上がるという日本型雇用モデルを壊された以上、昔と違って最初に入った会社に一生を尽くす、なんて時代でもない。 むしろ企業の方が社員をえり好みしている状況じゃない、というのが本音ではと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.09.24 10:27:27
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