総理主催の「桜を見る会」の地元招待者の、前日夜にホテルで行われた前夜祭会費が5000円である、としているが、実際、あの規模であのメニューでは一人当たり1万1000円以上でないと開けない、ということについて。
私が疑問に感じたのは、事実であったとしても、なぜこんなに値引きされるのか?ということ。ホテルは民間企業だから価格設定は企業側に権利がある。が、ホテルの違うところは他の客も同様のサービスを受ける権利がある。という場合、倍以上の価格差が付けられるのは「相手によって値段を決める」ということで均等のサービスを受ける権利を有する客側としては納得できるものではない。
これって、ホテル側が同じランクの部屋やサービスであっても「日本人には一泊30000円だけど中国人には100000円」ということを許されるようなもので。
また、「普段よく使ってくれている顧客だからサービス」というのはあるけど、倍以上の価格差はこれは企業側の贈賄行為に当たる。車のディーラーが一千万円の車を地元の特定政治家に500万円で売るというのが賄賂に当たるのと同じだ。
で、どうして今回、参加費5000円にこだわるか?これは公職選挙法でこの金額を超える活動が禁止されているから。では、一人当たり差額の6000円はだれが払ったのか?この部分はホテル側、(個別に払っているという)参加者、安倍晋三事務所の領収書を突き合わせてみれば簡単に解決する問題。しかし、それは行われていない。
政府は「桜を見る会の参加者名簿は破棄した」と言っている。しかし、領収書に関しては一般会社のホテル側には確実に残っているはずだ。つい半年前のことなのだから。また、安倍事務所が今回の前夜祭を主催したのだから、当然、参加者の支払った名簿は持っている。それこそパーティーの費用計上をするからには、名簿と違って出納情報を破棄した、にはできない。
つくづく思う。こんな馬鹿々々しい論議で国会の時間を無駄に使わせているのは野党か?そうじゃないだろう。馬鹿々々しい疑惑にすらまともに答えられず、言を左右させて被害と無駄な労力、低レベルな言い訳をしている総理だろうが・・・
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