日曜日、暇だったのでちょうど先日、新しい天皇の即位の礼が行われた皇居で、その儀式のためだけに作られた神殿の一般公開を見てきました。というか、実は皇居敷地に入るのが初めてで。
私が行くとかなりの人が行列で並んでいる、入る前に手荷物検査があり、そこでバックの中身をチェックと、ペットボトルを持っている人は一口飲んで見せてください。というやつをやっていて。その後、ぞろぞろと皇居の敷地内へ。
もともとが江戸城の跡地だけに石垣と堀が幾重にも張り巡らされている敷地内に今回の儀式のために作られた建物があり、これが・・・その・・・まあ・・・中途半端というかw当たり前ですが即席で作った木製の建物のため、色合いがおろしたての木の木目。歴史の重みは感じす、かといって荘厳華麗な装飾が施されているわけでもないので面白みもない。「こんなもんか」ぐらいの建物でした。
というか、これをずっと恒久的に置いておくのではなく、年内に取り壊しになるイベント用のプレハブ小屋だと思えばそんなものだと思うのですが、だったら既存にある皇居施設内の豪華な建物や、いっそ京都で行うなどした方が伝統とか、格式を重んじる皇室にとっては正しいはずですが。
ちなみにこの建物、その儀式の数日しか使わないだけで6億円以上の費用って・・・たしかこれも陛下の意志では「なるべく質素に」という意向だったのが、なぜか今の内閣の主導でこういう形になったという話。それに、もともと即位でこういった大きな催しを行うのは近代、明治以降で歴史はまだ3代しかない。
それ以外でも、いわゆる日本会議系のいう保守の主張って、明治前にはなかった概念とか、それこそ戦後のわずかな期間(復興から高度経済成長期)に生まれた家族観といったものを日本古来の~なんて美化する。
なんだか保守とか伝統といいつつ、自分たちの権力をやりたいようにするしかないのかねえ?
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