7864554 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

FANTA-G

2020.10.16
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
たとえば初めて行った寿司屋で板前さんに
「なんか適当に握ってよ」

 と頼んで、出された寿司に対して「あ~、俺、ヒカリモノ嫌いなんだわ」「マグロなんて食い飽きてるんだよね」「卵なんて今食べたい気分じゃないでしょ」「どれもピンとこないなあ」という客がいるとしたら、これ、注文したほうが悪いと思いませんか?

 これが常連客でだいたい食べているものがわかっている客なら覚えているかもしれません。が、初対面の客に「適当に握って」と言われたら、定番か、無難なものを選びます。それに対して「ぱっとしない」というのは客側が注文の仕方をわかっていない。

 「この店始めてですが、ちょっと変わったネタ、ありますかね?ちなみにヒカリモノ苦手で、マグロもこのところ食べ飽きてたんで、あとタマゴも今はさほど食べたくない、それ以外でおすすめあったら」と頼むのが正解。そうであれば板さんの方から「じゃあ北寄貝なんてどうです?今日、新鮮なのが入ったんですよ」と握る前に情報を提供される。客側も「じゃあ、それをもらおうか」「へい。あと、軽く火であぶった炙りエンガワってのもありましてね」「それもいただこう」と、こういうことであり。

 これが「自分の頭の中にモヤモヤしたものが具現化できない時に相手に注文を出すやり方」なんです。明確な正解が表現できない以上、「これはNG」というネタの方を提出する。そうすれば受け手がそれを避けたネタを示すので、そこからチョイスしてもらう。

 これがないと「なーんかちがうんだよね~」を延々と続けることになる。そりゃそうだ。自分がわかってないものを他人にわかってもらうなんてエスパーか、相当都合のいい、それこそ「何の取柄もない平凡な僕の毎日に、ある日突然、猫耳メイドの可愛い女の子がやってきた!」を期待するようなものだ。

 まして、それが仕事だとしたらクライアントの体を出していない。莫大な予算とスケジュールを与えられるならともかく、一回分の値段とスケジュールでぼんやりリテイクを何度もするのは客じゃない。立場を使って相手にこれを強要するのは「仕事ができない証拠」だと。

 ちなみに優秀なクライアントは「徹底的に細部までわかる資料と作り方の手順まで示している」方か、逆に「大枠だけであとは全部まかせる、よほどのことがない限りリテイクはない。出来上がってきたものが正解とする」のどちらかで。

 「ぼんやりしたイメージと出来上がってきたものに対して何度もダメ出しを繰り返す」が一番厄介な相手です。






最終更新日  2020.10.16 07:46:33
コメント(2) | コメントを書く


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール


FAM5220

楽天カード

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

もにゃら@ Re:こういう愚かな人間が勝手にマナー作ってマウント取るのか!(10/19) あのう、この手の話は自分の勝手な気遣い…
sparrow@ Re:学者や研究者というのはどんな分野であっても本当に宝みたいな方々(10/09) 官房長官時代から露骨に動くところがあっ…
もにゃら@ Re:「歪んだ倫理観が人を苦しめる」(10/08) >「避妊が簡単にできると若者の性が乱れ…

フリーページ

ニューストピックス


Copyright (c) 1997-2020 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.