大阪都構想が2度目の住民投票で否決されました。前回は僅差だったのですが、今回は1割の差があった、ということでこれが今回2度目の投票理由であった維新の「どっちに転ぶかわからない」とはいいがたい決着になったようで。
で、つくづく思うのはこの維新の会の行った住民投票のおかしさです。前回、僅差であっても結果が出ていた、にもかかわらずもう一度住民投票を行い、代表は今回の敗北をまず府民や支持者ではなく「菅さんにはご迷惑をおかけしませんから」と切り出した。なぜ、ここで首相に迷惑云々の言葉が先に出るのか?税金の無駄をなくせる、が名目だったはずの今回の住民投票で結果、大きな無駄金を再度使った、この代表の顔がどちらに向けて気持ち悪い笑顔を向けていたかよくわかる敗北であり。
選挙も住民投票も、これらにかかる費用は「公正な民主主義を維持するコスト」として国民は受け入れなければいけません。
ただ、沖縄でもあった辺野古基地移転賛成、反対の住民投票を一部の市議会が「費用がかかる」と拒否したこともあるように、市民の意見とは違う、既存の政治家の利益部分でいいように使われることもある。
今回の2度目の都構想反対の民意をさらに覆そうとするとしたら、もはや民意とは名ばかりのどうでもいい意地みたいなものになるんじゃないかと。そうなると「公正な民主主義を維持するコスト」とは言えなくなります。
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最終更新日
2020.11.02 08:25:47
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