いまだに不思議に思うのは、日本では「いいものをより安く」が「商売人の善」とされているということ。しかし、私はこれ、間違いだと思うのです。
本来、いいものを作るというのは「それによって多くの利益を得るため」です。そのために企業は努力し、その利益を社員に還元する。社員も努力する理由はより多くの給料をもらうためです。
が、この流れがバブル以降30年、この国では止まっている。スーパーなどで時折「利益還元セール」などというのを見ますが、客に利益を還元する前に従業員に利益を還元しろと。それがなかった、安いことはいい事だ、という考えの蔓延、循環が結局この国をここまで貧困に貶めた。
昔からあるお菓子の内容量が昔に比べてどんどん少なくなっていく。しかし、物価が上がっているのであれば10円、20円の値上げは本来、品質と量の維持ために、もっといえはそこで働く従業員のために「正しい値上げとして」行うべきだった。
いいものをより安く、は消費者利益のように思えるが、消費者も働いた賃金で生活していることを考えないと、企業努力にはならない。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.01.14 08:52:36
コメント(0)
|
コメントを書く