最近思うようになったのは「いわゆる辛口評論家というのの存在価値が炎上屋にしかならず、そのジャンルや作品を盛り上げることに全く貢献していないのではないか」ということ。
映画でも漫画でも小説でも、アイドルでも芸能でも、むかしからこの手の辛口、毒舌評論家というのは雑誌などのメディア媒体に存在していました。が、彼らが紹介といいつつクサした作品を「そんなにつまらないのか・・・じゃあ見てみよう」などと思ったことは一度もない。むしろ興味があったのに「あんなものは糞だ!」と切って捨てることで機会を失う、また、その作品が元々好きな人にとって自分の価値観まで糞だと言われたのと同義になるという。
むしろ、ネットで異常なまでに好きすぎて、熱烈アピール、同じ沼に引きずり込もうとするほど情熱的、一種妄信的なファンのツイートなどをみると、全く興味がなかったジャンルであっても「へえ、そんなに面白いんだ・・・ちょっと見てみるか」と。たとえその結果、あまり面白く感じなくとも単に自分と趣味が合わなかっただけ、世の中にはこういうのが大好きな人がいる、と考えられるようになりますから。
だいたい、辛口評論家のその辛くて食えない批評って、聞かされる側にとってもぜんぜん美味しくない。ある意味、作品紹介や批評として価値がない、とても食えたものじゃないものなんじゃないかと。
最終更新日
2022.01.27 22:50:27
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