「子供の読書量は、自宅にある本の数に比例する」という言葉があります。
それを考えた時、確かに私が読書が好きになった理由は、母が本が好きで、自宅の書斎、というか、本の部屋の蔵書を小さい時からよく読み漁っていたことなんだろうなと。
母が読んでいる本はいわゆる「雑食」で。その時代のベストセラーだったり、日本史が好きで司馬遼太郎作品、「暮らしの手帳」みたいな生活本、また、絵本もおおく(保育園の保母だった)、同時に漫画も好きで、いろんなジャンルの本がありました。母からは「本を読みなさい」と言われたことは一度もなく、でも、それを見て育った私も、姉も、妹も結局本を読むことを日常とする子供時代を過ごせたんだなと思います。
本を持つことができるというのは、経済的なもののありますが自宅の場合、置き場所との戦いになる。最近は母も電子書籍に主軸を移してきています。しかしこれだと端末(タブレット)に蔵書が全て納められるので、こういった「本のある部屋」という光景がなくなると、最初に書いた「子供の読書量は、自宅にある本の数に比例する」は通用しにくくなるのかもしれません。
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最終更新日
2022.06.18 08:10:19
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