先日のKDDI通信障害について思ったことは、「普段当たり前に使えると思っていること、たとえば電気、水道、ガス、通信、その他電車などの交通機関の保線、といったものには、その維持のために膨大な労力と人がかかわって苦労している。にもかかわらず、わたしたちはそれをあまりに「当たり前」としてつかっているため気が付かない。
今回のような事態が起きると「いったいどういうことだ!危機感にかけている!」と、不満をたたきつける人も出てくる。現にニュースにもなってましたが今回の通信障害でAUの窓口に怒鳴り込んで受付の人を延々罵る老人・・・当然ですがその受付の人が悪い訳でもないし、技術的なことは専門家が対処する以外どうにもならない。ひどい罵声に精神をすりつぶすだけ。
ちなみに企業の合理化や人員削減、非正規雇用社員の仕事として一番多いのは、この手の普段は目立たない「縁の下の力持ち人員」です。特に保守管理の仕事って「何もない事」が一番の仕事なのに、なぜか「仕事をしていない」評価をされることもあり。
以前も書きましたが、某ゲーム系企業のネットワーク管理者が「特に新しいことをしていない=仕事に対する意欲に欠ける」と評価され、怒ってその会社を辞めたとたん、社内のネットワークがガタガタになった、ということも。
普段、縁の下で働く人は支える仕事で手一杯なんです。それを忘れてはいけないし、突発的な問題が起きて、初めて彼らの重要性を再評価するでは遅いんです。
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最終更新日
2022.07.05 08:43:17
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