安倍元首相を標的にしたテロ事件、犯人の動機が特定宗教団体に入って家や財産まで寄付した母、それによって人生をぶち壊された子供が、その宗教とつながりの強かったとされる安倍元首相というネット情報からの凶行、という、二度三度屈折した動機が明らかになってきまして。
で、今回、「圧力が消えるとこんなにタブー視されていた情報がメディアで大っぴらに語れることができるのか」と唖然としたのが、元統一教会の問題。多額のお布施を信者から巻き上げることで彼の家庭だけでなく実は90年代から新興宗教と被害者の会の問題はたびたびニュースになっていた、そして、その他国ではカルト教団認定されている宗教団体とつながりが現在の与党大物政治家と強く、信者の票田や金などの関係性がずっと「知っている人は知っている、が、テレビなどでの放送はタブー」という情報でした。
どうして報道の自由をうたうテレビ局がこの手の報道に弱腰か?それは放送業界には「菊タブー(皇室)」と並んで、この手の宗教タブーというのがあって。ここに踏み込むと面倒なことになる、だから、わかっていても避けてきた、そういう部分でした。
ですが、地下鉄サリン事件でオウム真理教がそれまで踏み込めていなかったのに、事件後社会的に「悪の組織」認定されたとたん、メディアが公然と轟々たる非難合戦を始めたように、今回のケースでもそのタブー視されていた部分の釜の蓋が開いた、そんな気がします。
一部の「そんなの昔から知ってたよ」というメディア人。じゃあなんでこれまで取り上げてこなかったのか?そちらの方に私はもっと大きな闇を感じます。
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最終更新日
2022.07.14 08:34:54
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