2008.09.25

ゲームでは60frより30frの方がいいこともある、というお話

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 次世代ゲームの話をする際、フレームレートの話をよく聞きます。
 一応「プロの端くれ」としての意見を言いますと「フレームレートが多い(60F)ほど迫力が薄れることがある」ということもあって、実は30Fの方がいい映像になると考えてます。

 たまに思いませんか?60Fの映像のゲームってなんだか「ヌルヌル動いて気持ちが悪い」と・・・これ、実際私たちが普段見ているTVや映画なんかを基点に考えているので、あまりに補間がなされすぎて映像に違和感を感じるのです。また、補間が入りすぎると同じ時間でもインパクトが薄れるという・・・昔のレースゲーム(2D絵を無理やり拡大して擬似3D表示していたタイプのゲーム)が異常なスピード感を感じるのはこのためです(荒いので一気に拡大されたように感じる)

 また、よく格闘ゲームでは1/60Fが生死を分ける、ということを言われますが、実際1/60のコマの差を視覚確認>反応>入力 出来る人間はいません(この信号が到達する時間の方が長い)30Fであっても、コントロールの入力信号だけ1/60で受け付けている処理をしている格闘ゲームがほとんどなので、恐らく感覚的な問題です(頂点を極めたゲーマーには違いがわかるのかもしれませんが、一般人の99.9%はわかりません)

 そして何より、ゲーム屋としては常に一定の処理速度であることの方が重要で、敵の数や風景、カメラの位置でフレーム落ち、処理落ちする方が数倍ゲームに支障が出ると考えます。その場合、処理が不安定な60Fより、常に安定しつつ、エフェクトやブラー効果などに処理を使える30Fの方がよい、と考えます。

 ハードの世代が変われば自然と性能が向上しますので、いずれ高画質60Fが標準になると思いますが、今のところ格闘ゲームなど限定されたゲーム以外は難しいのが現状です。それに、とかくハードマニアのベンチマーク自慢になっているケースが多いですから>フレーム論争。

 個人的にもあのヌルヌルしたフレームは好きではないんですよね。エッジが効いていないというか。2Dアニメでもそうですが、コマが滑らかであればいい、というものではないのです。





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最終更新日  2008.09.25 22:08:15
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