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2010年12月19日
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カテゴリ:販売

2010年2月、地域住民の所得向上を目指して、「上野田新鮮市生産者の会」(代表合谷隆三氏)が立ち上げられた。
毎月20日に日田市内の空き店舗跡を利用しての産直市の開催をメインとして、他にもイベントへの出店や視察研修等の活動を行っている。

つい先日も福岡市内にある、日田市の施設「日田領事館IN福岡」での産直のイベントがあり、地域からの農産物や加工品がたくさん出荷された。
市は産直の発展のために新たに配送用の車両と人を導入配置してくれている。

会長をはじめとして、地域の有志は半ばボランティアで、農産物の集配点検、現地での対面販売、精算と積極的に活動し、地産地消、所得向上、地域の活性化、生きがいづくりにそれなりに貢献されているのは間違いない。

しかし現実には様々な問題点も浮上してきている。

直売や直売所というもは、一般的にメリットとして、

・ 新鮮
・ 安心安全
・ 生産者の顔が見える
・ 価格が安いか手頃
・ 旬の農産物が味わえる
・ 売価を生産者が決められる
・ 所謂規格外品や虫食いでも出荷可能

等、いい事尽くめのように言われるが、現実はそう薔薇色ばかりではないのだ。
以下の画像を見て欲しい。

産直市の売れ残り

実はこれは出荷時の様子ではない。
上記のイベント後、大量の売れ残りを点検整理しているようすだ。
旬の大根や白菜が大量に売れ残っている。
地区の特産物である、しいたけ(しかも菌床だけでなく原木もある)や白ネギも。
直売のメリットや理念がイコール売上に結びつく訳ではないのだ。

売れ残りは自家消費やお裾分けも可能だが、それも量に限界があり、原則廃棄される事になる。
普通直売所での販売は、通常は店舗や集配所まで持って行き、後は売上から手数料等が控除された残額が後日口座に振り込まれ、何故か大半の生産者は前回のブログでも指摘しておいたように、一般的には残数や売却率等は余り関心事ではない。

しかし、こうやって対面販売や試食販売に立ち会うようになると、売れ残りという現実をいやがおうでも突き付けられることになるのだ。
現実には農協が運営する直売所の集配センターには、毎日大量の売れ残りが持ち帰られ、お金をかけて廃棄されているのが現実だ。

又、前述の日田市内の空き店舗も、元々商店街が空洞化したために空き店舗になっているのであり、人通りは少なく閑散とした立地で、一産直市だけでは到底集客が図れるわけでもない。

又、集客のために、知り合いや地域の出身者にDMを打つのであるが、最近では、そのDMが重荷になるとの苦情も来ているという。

それからボランティアだけでは、体力や人員にも限りがあり、又長続きもしないだろうということで、ほんの僅かの労賃の一部や経費も会が徴収した手数料や出資金から負担する事にしているが、収支は厳しい状況だ。

結局は事業(ビジネス)であるのだから、経営力すなわち、マーケティング・商品力・価格・原価・品質等、綿密は計画と実践そして検証が必要になるということだが、農業に経営効率だけを持ち込むなと言う考えも一方には根強い。

当然この問題はこの組織に限ったことではない。

その土地にあうものを生産し、その土地で消費すると言う地産地消という理念は、生産者だけでなく消費者も意識を変えなければ、成就できないものなのだ。
例えて言えば、大根が旬の時は、調理法を工夫などして、たくさん大根を消費して廃棄をなるべく少なくするような食生活を実践するというふうに。
(そうでなければそんなに大根を作るなと、あるいは季節はずれのものを工夫して作ればいいということになってしまう。)

実際自給率の低下や、輸入農産物の増加が喧伝されるが、こと野菜に関して言えば、量販店を見ただけでも、あるいはさらに野菜が毎日の日替わり安売りの目玉商品になっていることからもわかるように、物が多すぎると言っても過言ではない。
そうでなければ、青果市場の市況が長期安値安定継続するはずがないからだ。

結局一般庶民の代表でもあるファーマータナカは、生産者として再生産の可能な価格での健全な消費を求める一方で、消費者としては、少しでも安くとチラシの比較に余念がない愚妻を諭(さと)せない日常から抜け出せないという日本の現実があるのだ。







Last updated  2010年12月19日 11時59分57秒
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