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2013年05月13日
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カテゴリ:健康

読者の皆さんは、ラウンドアップという除草剤をご存じだろうか。

農業は、「病害虫との戦いである。」と以前このブログでも紹介したかと記憶するが、合わせて「雑草との戦いでもある。」と言える。

例えば、隣の熊本県S町で、数年前からある企業が農業参入し、相当広い面積で、有機農業に取り組んでおられ、(それはそれで、とても素晴らしいことではあるが)視察させていただいたことがあるが、マルチは施してあるのだが、作物よりも雑草の方が生い茂っているような状態であった。
方針として「雑草は手で取り除く。」ことになっているため、雑草を取りながら、一通り最後まで取り終わった頃には、最初に取り始めたところは、以前よりも生い茂っている状態だと、現場の担当者が嘆いておられた。
それ程過酷なのが、現実の農業であることも、ぜひ理解していただきたい。

そこで、病害虫に対する農薬と同じように、雑草に対して除草剤という構図があるわけだ。

その除草剤としては世界一のベストセラーを誇るモンサント製の「ラウンドアップ」があり、最新の研究でその「ラウンドアップ」が健康被害を及ぼす可能性があることが分かったという記事があったので紹介する。

モンサント社 (Monsanto Company) は、アメリカのミズーリ州 クレーブクール(Creve Coeur, Missouri)に本社をつ多国籍バイオ化学メーカー。
2005年の売上高は62億ドル、2008年の売上高は110億ドル、遺伝子組み換え作物の種の世界シェアは90%。
研究費などでロックフェラー財団の援助を受けている。

また自社製の除草剤ラウンドアップに耐性をもつ遺伝子組み換え作物をセットで開発、販売している。
バイオ化学メーカーとして世界屈指の規模と成長性を誇り、ビジネスウィーク誌が選ぶ2008年の世界で最も影響力があった10社にも選ばれた。

また、農薬のメーカーとしても著名で、ベトナム戦争で使われた枯葉剤の製造メーカーでもある。
この枯葉剤には不純物としてダイオキシン類が含まれており、後に問題となった。

除草剤ラウンドアップを開発し、近年ではラウンドアップに耐性をもつ様々な遺伝子組み換え作物(ラウンドアップ・レディー: Roundup Ready)を分子育種して、セットで販売している。
モンサント社の遺伝子組換え作物の強引なシェア確保商法に対して欧州を中心に問題となっている。
そのため、農業分野における米国の世界支配を支える企業という批判の的となることがある。
(参考文献:Wikipedia)

マサチューセッツ工科大の研究者らの研究によると、 ラウンドアップは、消化器疾患、糖尿病、心臓病、うつ病、自閉症、癌、痴呆症の原因となっている可能性があるという。
今回の研究結果は、モンサント製のラウンドアップはほぼ生活習慣病のすべてに関係していることが分かり、モンサントは世界中の人々を農業を通じて不健康にしていることを露呈した。
モンサントが世界を支配しようとする遺伝子組み換え作物は、このラウンドアップを抱き合わせ販売となっている。
(ラウンドアップによって遺伝子組み換え作物は枯れず、他の雑草を枯らす仕組み)

ラウンドアップは農業だけでなく、一般家庭、ゴルフ場、公園で大量に使用されています。2007年には8万4000 トンのラウンドアップがアメリカの農家で使用された。
アメリカ経済ニュースBlog 2013年04月30日

上記のように、モンサント社は遺伝子組み換え作物で世界を支配しようとしているといわれているが、世界の食糧の問題でもあり、その上日本にとってはTPP問題もあり、はたまた健康上の問題もあるということで、これからどのような具体的対峙をしていくべきか、難しいところだ。 

ラウンドアップ






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Last updated  2013年05月13日 18時36分00秒
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