農業者紹介(その1・・・育葉産業)
アグレッシュ(Agriculture of Fresh Spirit ・・・新鮮な心の農業を省略した造語。Aggressive・・・積極的な・活動的な、に語呂合わせした。)とは大分県新規就農者の会の名称である。昨夕、その会の会長である、K氏が来訪された。会のHPに、日田市の新会員(ぶどう農家)をアップするため、取材に来られて、当方にも所用があり、立ち寄られたのであった。全くご苦労様です。ファーマータナカは就農して10余年になるが、K氏がある雑誌に紹介されていて、自分もこうなりたいと思った(全く単純な奴だ)のも、就農動機の大きなひとつでもある。今となってはK氏に損害賠償を請求したい程の落差だ。で、これから農業者の先輩や仲間を紹介して見たいと思う。詳しくは「育葉産業」のHPをご覧いただきたいが、 ハウス面積 7,300平方メートル(長さ120m奥行65m) 約2,200坪 売上 13,550万円 従業員数 37名 作物 みつばは圧巻だ。多くの新規就農者が経営難に喘ぐ中で、数少ない成功者といって間違いない。この会も、苦境が予想される後輩に、少しでも情報や気力を与えるため、設立発展に東奔西走されているのを見るにつけ、頭の下がる思いである。特筆すべき点は多々あるのだが、ファーマータナカら平均以下的農家との対比において以下の2点をあげておこう。まず、その真面目さというか、きっちりとした性格というか、が際立っている思う。それは、当然、市場対策、農薬に代表される安心安全対策、栽培管理に活かされており、大分県で最初のGAP(Good Agricultural Prctice・・・適正農業規範)認証取得ということでも証明されている。それから、お金の話で恐縮だが、大体養液栽培で、我々がとりあえず目標として騒いでいるのは、坪3万円である。(目標ということは大抵の農家が達していないとみていいと思う。)K氏の場合を計算してみよう。 13,350万円÷2,200坪=61,000円となる。以前は確か16,000~17,000万円だったと記憶しているので、昨今の厳しい農業情勢は幾分影響しているとは思うが、それでも目標の2倍とは驚異的だ。そこに緻密な経営戦略・戦術・技術があるのは間違いない。ファーマータナカも緻密に損害賠償の計算に入ろう。