2009年07月06日

気になる数字(その2・・・九州農業白書2008)

カテゴリ:農業情報

九州農政局が6月29日、2008年度の「九州食料・農業・農村情勢報告」(九州農業白書)を発表したので紹介しておく。

九州の農業は担い手不足などで基盤は揺らいでおり、農村の活力は失われつつある。
販売農家数は3.3%減の26万2000戸(08年2月)、耕地面積は0.5%減の56万3800ヘクタール(同7月)と漸減している。
一方で白書は、農商工連携や地産地消といった取り組みから広がる「ネットワーク」が、今後の農業と農村を支える力になると期待している。

九州農業白書2008

農業生産所得は5547億円で、全国の18.1%、農家1戸当たりは131万7000円だ。
当然兼業農家が多いのだが、農家1戸当たりであって決して1個人の所得ではない。
農業だけではとても暮らしていける数字ではない。

又地産地消の成功例として農産物直売所を取り上げ、「新鮮」「安い」「安心」と人気を呼び、九州各地で大型直売所開設が続き、周辺とのネットワークを強化し、商品の安定的な確保を図ろうと云々と説くが、ネットワーク強化といえば聞こえはいいが、このブログでも再三とりあげているように、他地域から物流コストをかけて仕入れているわけで、地産地消とは名ばかりだ。
ファーマータナカには、使える車や冷蔵庫をエコと称して(大型に)買い替えたり(実際は買い替えさせられたりといったほうが正確か)する流れとダブって見えるが、大型直売所に遠路はるばるガソリンを使って乗りつけ、量販店以上の豊富な品揃えを求めるのではなく、その時その周辺で採れるものをあるだけいただくという直売所の初心に帰ることもますます必要なのではないだろうか。






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Last updated  2009年07月07日 07時16分50秒
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