必要か不要かの判断
11月1日に「子供たちが誇れる魅力ある長沼をめざして- 舞鶴遊水地を活かしたまちづくりの可能性 -」と題したシンポジウムに参加しました。簡単に説明しますと、地元の湿地帯にタンチョウ鶴を呼び戻し、まちづくりや地域づくりを活性化させるという活動です。生物と町が共存するには、環境を整えることが必要です。我々農家は農薬を減らすなどの環境づくりを行います。それにより農産物の付加価値が付き、ブランド化を図ることができます。私はこの活動に賛同しています。なぜならこの活動によって恩恵を受けるのは間違いなく我々の世代、更には我々の子供たちの世代だからです。将来の町のあり方に変化をもたらせてくれるだろうと信じています。ところが、今回のシンポジウムに参加している方の9割が一世代二世代上の方ばかりでした。若い世代がいないのは心細いです。町が、農業が変わるかもしれないという活動ですから、若い世代に少しでもいいので興味を持ってもらいたいと感じました。興味を持つことは人それぞれですから、話を聞いて自分には必要ないと思う人はいいでしょう。ただ、時間がないとか面倒臭いとか話すら聞かないで判断する人はちょっと考えてみて下さい。ほんの少しの億劫な気持ちで、巡ってきたチャンスを逃していませんでしょうか。軽い気持ちで耳を傾けるだけでいいのです。それから必要か不要かを判断すればいいのです。