By the Light of the Magical Moon (Marc Bolan)

2006/02/27(月)12:02

The Grooverと73年公演。

music(54)

ロンドンの姪から電話がありました。スーツケースを盗まれでもしたのかと思ったら「マーク・ボランの物ってどこに売ってるの?」だって。可愛い奴よのう。頼んだのをすっかり忘れていた、というより姪がロンドンに行ったことすら忘れておりました。大昔のマークのことばかり鮮やかに思い出されて、すっかりアルツハイマーですね。 昨日書いた、今野雄二氏という人は、好きなバンドがほぼ、100%落目になることで有名な方だそうで、マークほど急転落したスターはそれまで居なかったとか聞くと、今野さんの神通力?のすごさに畏怖してしまいます。 その褒めてるんだかけなしてるんだかよく判らないコンサートレビューを訳したお駄賃、って訳じゃないけれど、72年東京公演のメタル・グウルーと73年サンディエゴ公演のザ・グルーバーのファイルをもらいました。 東京のほうはすごいハウリング!だけど、「曲の区別が付かない」とボロクソに言われるほど酷くはないです。現在のテクノロジーを駆使しているからでしょうか。誰か後で音を被せたとか(ぉ)。いえ、これこっそり客が録ったですよねぇ。レコーディング・ウォークマンも無い時代に。そう思うとなかなかぢゃぁないの?でも曲と曲の間が5分以上空いたりしてたらしい。曲は3分ぐらいなのに(笑)。 73年はずっとマシになったと言われてるだけあって、ザ・グルーバーはかなりいい感じ。「あひゃー」っとバックに入るシスターズはやっぱりキライでフロ&エディの方が好きなんだけど、この頃はもうグロリアと出来てたから仕方ないわね。ジャック・グリーンが入って良かったです、とっても。一生懸命マークの延々と続くリードギターを引き立ててる感じで。聞きたい人は、メアド教えてね。 (関係ないけれど、TUBEにアップした何本かのビデオ、The Grooverが一番見る人多いです。目新しいからかな。もっと凄いのアップしたいのに。。) 73年に来日した頃はもう落目っぽくて扱いも小さかったのだけれど、マークは、この時期の彼らしく、ものすごい暴言を吐いておりました。結構、海外の本には載ってるのですが、日本のメディアで見た記憶がないです。どうなんだろう。行った人は。 ぱらぱらの拍手にマークは切れて 「この前来たときと比べてこの反応はとはね。今の方がずっと良い演奏をしてるのに。でも僕らは他所でも大スターだし、レコードを全部買ってくれるみんなを愛してるよ。僕の言うことが判るかい。君らの反応はものすごく残酷で、失望したよ。僕らが全身全霊で演奏してるのに、君らはただ、お慈悲で拍手してるだけ。僕らはみんなが動いたり、反応したり、踊ったり、やりたいことをやるって信じてるんだ。もし、そうしたくないなら、コンサートには来ないでくれ!!」 うーん、日本語にしたら、全然、無礼じゃないですねぇ。マークだし。 今はともかく、当時の外タレなんてみんな傲慢かましていた気がするんですがぁ。            22歳のジャックにしなだれかかるマーク(25歳)

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