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January 23, 2013
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子供の成長は早いものですね。
数字とアルファベット、カタカナをほぼ制覇して、いよいよひらがなを覚えさせようかと思っていたこの頃。

息子がガレージのクルマを指差し「ベントレー」とつぶやいた。
35GTRは「ジーテーアール」と、アルファベットを覚えた1歳半の頃から言えたのだが「ベントレー」は今まで言えたことも言ったこともなく、月日が経つことが早いことと、いかに子供の吸収力が凄まじいかを再認識させられた。

世界では失業率と無縁ではない痛ましい事件がたくさん起きている。カオスから抜け出そうと積極的に動くと、また世界のどこかで光と影が生まれ新しい火種も生み出される。
人間が積み上げてきた歴史そのものだ。そのことを憂慮すれば「ただ憂慮しているだけでは何も変わらない」ビジネス・シーンでは必ずそう言われる。確かにそうだろう。しかし、動く時に必ずその背景には利潤が付きまとい、利潤のあるなしで趨勢が決まることが光と影、そしてやがては影が闇となる根っこになっている。
これからも日本だけでなく世界全体の社会情勢や治安は更に不安定になっていくことが予想できる。正直、僕ももう世界を回ることは卒業しようかと考えているほどだ。
おそらく、世界を回って仕事をしている人間の8割くらいは何らかの身の危険を感じたことがあると思う。世界を回って仕事しているのに、もしそれを一度として感じたことがないとしたらそれはただ鈍感なだけか、あるいは危機意識がないだけでしかない。
危ない地域だと解っていても日本が資源を調達するためにそこに行かなければならない人たちがいるから僕たちは日本で資源を安定供給されている。
その代償として燃料が高騰する時もあるがそれはある意味至極当然のことだ。
以前も日本国籍のタンカーが襲撃された時に似たようなことを書いたが、日本人は今の日本の安定、さらには日本の未来の姿をどう考えているのか明確に答えられる人間が少ない。
日本だけがどうであるかだけでなく、世界情勢、地球情勢、いや、地球環境というべきか・・・まで見通したヴィジョンを持っていない。
リーダーシップを発揮しなければならない国家の宰相はそもそも自国の利益を最優先にしか考えない立場の人間である。この立場にいるべき人間などいらないと言うつもりは毛頭ない。必要ではあるがこの立場とは別の世界や地球サイズの視点で日本と他国が協調してやっていくこと、成すべきことの旗振りができる新しいリーダーが必要な時代が来ているのではないかと思う。
そういった機関や人間が機能できるようにシステムを構築しなければ世界情勢は5年もあれば深刻な状態に陥っていく可能性がある。
5大国のための国連では責任を持って動くという部分で脆さがある。しかし、治安維持という側面から考えた場合国連抜きの枠組みは非現実的だが、現状はしっかり機能しているとは思えないので国連がその役割を果たすのであれば、国連の構造改革も必要だろう。
まだまだ利益を生み出せる可能性を多分に秘めたアジアやアフリカ、南アメリカは有益な未開発地域や有効な地下資源を埋蔵している地域があり、そこを中心とする格差が新たな火種を生みかねない状況にある。
日本であれば尖閣諸島はもちろんだが、日本の安定に直結する南沙諸島海域なども覇権争いが続けられているエリアで、日本が安定を欲するのであれば今すぐやらなければならないことが山ほどある。
しかし、日本が安定を欲すればその裏では、また新しい軋轢を生み光と影を生み出してしまう可能性があることは容易に想像できる。

この時代に生まれてきた息子に必要な智慧を授けなければならないことを痛感している。ただ賢く、物知りにするための知識ではなく、正しく使うことが出来る智慧だ。正しく使うことが出来ない知識は意味がない。知識を正しく使って智慧とする。ここが一番重要な部分だ。
できるだけ自然体で育てたいと思っているが甘やかすわけにはいかない。
とはいえしゃかりきに帝王学を押し込むつもりは全くない。自由に伸び伸びと明るく育ってほしいというのが僕の願いだ。
トミカやレゴ・ブロックで一緒に遊んでいるときの息子はとても明るく屈託のない笑顔を放つ。
日本の未来を担うのも子供たち。そして世界や地球の未来を担うのも子供たち。よく言われることだけれども地球上の最も重要な資源は本当はこの子供たちなのだ。
そのために僕にやれることはなんでもやる。息子を見ていると強くそう思わされる。






Last updated  January 23, 2013 06:58:29 AM
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October 10, 2012
カテゴリ:カテゴリ未分類
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コリアは行きません。来年のチャイナもキャンセルです。欧州では日韓共催のワールドカップが開催された2002年から最も行くべきではない国の上位にコリアとチャイナを挙げていて今でもそれは大きくは変わっていない。日韓共催のワールドカップの時に欧州の某有名誌が有名人のコメントを掲載して世界に衝撃を与えた。

「日本ティームの活躍が賞賛されることはあっても、韓国ティームは活躍ではなくスポーツの冒涜であり恥じである」これは原文を端折って訳しているので正確にはもっと長く、辛辣な語調で書かれているが韓国で試合を行った国のほとんどが似たような印象を口々に挙げているのだ。

中国もしかりで最もスポーツマンシップやフェアプレイの精神が乏しい国とヨーロッパのほぼ全部の国々が公言している。これはある意味ものすごく恐ろしいことである。

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身の安全という意味では竹島問題や尖閣諸島の一件でもはや韓国中国への渡航はブラジルへ渡航することと同じくらい危険であると思われる。いや、それ以上か?

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  • ここに掲載したのは鈴鹿のパドッククラブの写真。雰囲気をつかみやすいように一番利用客の少ない金曜日に撮影したものを使っている。3日間で45万円のプライスがつけられている豪華な空間と料理飲料とサーヴィス。サーヴィスに携わるのは全て外国人。しかも女性であっても重いマグナムのMummを片手でフルートにサーヴィスする。

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  • 土日ともなればF1開催時は食事をするにも長蛇の列に並ばねば空腹を満たすことさえ難しい環境下でこのパドッククラブは金土日とも違う食事がコースで用意される。ただし、土日はパドッククラブも大盛況(開催国によって異なる)で鈴鹿の決勝日の混雑は開催国の中でも上位に入る。それらを仕切っているメートルたちは少ないスタッフをコントロールし、とても秀逸に滞りなくサーヴしていく。この点から言えば3つ星レストランを動かすメートルと比較してもその実力は相当なものであると思う。

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  • さて、ここからが本題だが、F1のようなコンチネンタルサーカスはある種の間仕切りがあって、どの国に行ってもパドッククラブには同じような空気が流れているが一歩サーキットから出るとそこには日常がある。バレンシアやスペインしかりブラジルしかりで、バレンシアやスペインではスペイン全土というよりヨーロッパ全土から集まってくるかのような高度な技術を持ったスリと知恵比べをしなければならないし、ブラジルでは凶器、特にハンドガン携行の強盗たちに対する対策を講じ万が一のシミュレーションをしておかねば命の補償はない。今はフランスでの開催がないがフランスやイタリア、ハンガリーでの開催もスリ対策に関しては程度こそ違え似たようなもので日本ほど治安が安定している国はない。まァ、シンガポールもそれほど悪くはないが、危険な地域はある。

    コンチネンタル・サーカスを回るというのはそういうことで、竹島問題や尖閣問題など政治的な絡みがなくても危険な国はたくさんあるので、それほど驚きはないのだが政治がらみの暴徒や犯罪対策は予測や認知が複雑になるため、回避できるのであれば回避することがベストである。色々と考え、僕の場合は今回はキャンセルし、26日のニューデリーから帯同する。それまで色々な検証が出来そうだが、セバスチャン・ヴェッテル逆転チャンピオンのシナリオは変わりそうにもない。

     







    Last updated  October 16, 2012 12:30:34 AM
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    October 8, 2012
    カテゴリ:カテゴリ未分類
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    今回やる気がなかったとか言われているけれども、これだけレッドブルのマシンが良くなっていればモチベーションが下がるのも無理はない。今までマクラーレンが築いてきたアドヴァンテージはもはや皆無に等しい。この次期において、こんな逆転現象が起これば少なくとも即座にどうすれば良いかの判断は難しい。それを考えれば失点を最小限にしてフェルナンドとの点数差を縮めたことはむしろ評価すべきことであると思う。コリアでどれだけルイス&マクラーレンがアジャストできるかがチャンピオンシップの行方を大きく左右する結果になると思う。

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    逆転でチャンピオンが決まる・・・と僕は断言していたけれどそれはルイスではなく、逆転するのはセバスチャン・ヴェッテルになった。レッドブルが地道に施してきたアップデートはここに来てブレイクした。そのセッティングに試行錯誤していた風景が金曜のセバスチャンの迷いに僕には映ったのだと思う。

    おそらく、レッドブル&セバスチャン&マークは鈴鹿以外のコースまで想定してセットのフィーリングを確かめている可能性がある。そうなるとアップデートが遅々として進まないフェラーリは無策に等しく成す術さえない。

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    逆転でセバスチャン・ヴェッテルが3年連続で戴冠し、フェルナンドのチャンピオン回数を上回るという筋書きが濃厚だと僕は思っている。

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    Last updated  October 9, 2012 12:56:23 AM
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    October 5, 2012
    カテゴリ:カテゴリ未分類
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    • トップタイムはマーク。レッド・ブルの2台はまだまだいけそう。特にマークは今回ツボにはまっていそうに見えた。リズムも良く鈴鹿のポイントとなる1コーナーからダンロップを経て、デグナー1までのリズムが良い。タイムはライヴァルの目を意識してセーヴしていたんじゃないかと思うくらい。
    • 明日の路面コンディションや気象条件が今日と大きく変わらなければポールはマークじゃないかと思う。
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    • フェルナンドを独走させないために気をはかなければならないこの方は今回微妙な感じがする。レッド・ブル勢の方が一枚上手だが、マクラーレン最後のシーズンなので彼としては結果を残したいはず。
    • 今回は厳しいと思うが路面温度次第ではマクラーレン有利に働くこともありそう。
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    • セバスチャンの初日はマークと比べるといささか迷いが感じられたように思う。おそらく、1コーナーからデグナーまでの区間タイムが気に入らないんじゃないかな。もっとここで詰められればライヴァルに対しアドヴァンテージが築けるはずだから。
    • 多分、明日までにそこをアジャストできるか否か。今季はタイアの空気圧だけでそのあたりのアジャストが決まることはないので色々探っていると思う。
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    • う~ん、正直なところフェルナンドは解らない。フェラーリにとって鈴鹿はそんなに良くはないが悪くもない。ただし、オーヴァーテイクに使えるはずのデグナー2からヘアピン、さらにスプーンまでの流れというかつないでいくリズムがあまり良くないように見える。見えるだけかもしれないが・・。
    • 多分今回は我慢強く走ってタナボタがない限りフェラーリの可能性はない。
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    Last updated  October 6, 2012 12:44:29 AM
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    October 3, 2012
    カテゴリ:Formula 1

    今日鈴鹿に出発します。

    今年を最後にしようかと思っているこのごろ。来年以降は仕事を少し減らして子供のための時間を取ろうと考えています。

    まァ、最終的には僕一人の考えでどうにかなるわけではなく、ずっと支えてきてくれた多くの友人やイタリアの友人、更には今まで多くの仕事を依頼してくれたクライアントや多くのスポンサーの意向も確認する必要はある。

    開発も結局は自分自身の判断だけではない。いや、まだそのレヴェルで仕事が出来るエンジニアや開発者は幸せだ。それまでに大きな資金が動いていることを踏まえれば自分ひとりの考えだけで身を引いて簡単に穴を開けてしまうわけにはいかない。

    ベントレーが開発しているGT3のレースカー製作も非常に楽しみなトピックスだ。こういう良いニュースは世界のレースシーンだけでなく経済への波及も大きい。F1だけでなWEC/Le MansやFIA-GT、そして日本のSuper GT、ドイツのDTMなどが頑張って自動車産業を牽引し、既存技術の延長線上だけに留まらない技術開発の追究を続けて欲しい。

    僕は専門が「自動車」ではないのでこの点に関しては自動車関連のエンジニアに委ねるしかない。航空宇宙技術が船舶や自動車に転用され、またその逆も頻繁に行われ技術の境界線はなくなってきているがマーケットの規模や動くマネーの総額においてやはりそれは歴然とした格差を生み出しているのが現状。

    いままでは企業利潤のための技術開発が根幹にあったが今はそれだけで企業イメージを確立し利益を上げるのは至難の業だ。人のため、国のため、世界のため、自然のために何が出来、何を提案できるのか?

    先に先進国になった国や、先に権力や資金力を持った者たちの価値観をいかに塗り替えていくことが出来るかにこの星の未来はかかっている。

    できないとか、そんなの無理と嘆いている時代は終わった。自分さえその気になれば短時間でいろんなことをそれこそ一瞬で変えてしまう時代なのだ。これからはそこに全てを懸けて生きようと思う。あとは少しでも空いた時間を子供のために使いたい。次世代を担うのではなく、次世代を拓き新しい社会に生きる人間を啓いていく人間に鍛え教えるのが父としての僕の役割だから。

    まずは明日、息子に今まで見たことのない最高峰のコンペティションの真髄を体験させる。彼は今まで観客席からそれを見たことはあっても、まだPitやパドックに入ったことはないのだが母国でのGPではそれを間近で見せようと思う。

    彼がこの体験で何を思うか、それはまだ解らない。でも次世代のへの息吹への種は確実に撒かれる。それがどんな色の、どんな形の花を咲かせるのかを僕は楽しみにすればいい。

     







    Last updated  October 4, 2012 05:09:55 AM
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    September 13, 2012
    カテゴリ:カテゴリ未分類
    ベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツを何事もなくオーヴァーテイクしていくクルマは量産車では恐らく今のところ1台しかない。ブガッティ・ヴェイロンは量産車と呼ぶには微妙なのでこれは除く。このヴェイロンを除けばランボルギーニ・アヴェンタドールだけだろう。
    アヴェンタドールはベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツに輪をかけて恐ろしいマシンだ。アウディというバックボーンがあってこそ実現した新世代のハルデックスカップリングを用いた最新のフルタイム4WD技術はもちろんのこと、アウディ傘下に入ってランボが革新したのは4WD車の軽量化技術である。
    6.5リッターの排気量を持つV12を搭載しているにも関わらず、カーボンやアルミなどを多用したボディはこのサイズながら1.6t程度に抑えられている。
    ランボにとってもはやフェラーリはパフォーマンス上の敵ではない。サーキットのアタック・ラップでは良い勝負になるコースもあるだろう。しかし、ワインディングや市街地、スノーロードなど一般道のあらゆるコンディション下で素晴らしい順応力や適応力を見せるスマート・スーパースポーツはランボであり、そのフラッグシップであるアヴェンタドールも例外ではない。

    まァ、このあたりをフェラーリが昨年だったかチクリとつついた。ランボルギーニを名指ししたわけではないが、フェラーリは最先端の軽量化技術で一昔前には考えられない軽量化を実現したランボとマクラーレンに対して牽制の意味合いを含めた発言を行っている。
    カーボンが疲労限界を迎えたときにどうなるかのデータがまだ充分ではないため、フェラーリでは積極的にカーボンやアルミなど異なる材質のものを市販車にふんだんに投入してまで軽量化することはしない、と言明したのである。
    僕はどちらの考え方も間違ってはいないと思っているので、この件に関して白黒つけるつもりはない。しかし、こういったコンストラクターやメーカーの主義主張に至るまで細部のディテイルを理解して乗ることがこのクラスのクルマのオーナーには要求されるから昨夜冒頭書いたように「F12に3,590万円投資するか?ベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツに3,150万円投資するか?この領域になるとかなり明確な価値観や哲学、美学が購入の動機になる」という言葉につながっていくのである。

    さて、アヴェンタドールに話が逸れたが、もう一つだけアヴェンタドールの話題。アヴェンタドールは7速のISRという最新型のトランスミッションを有している。アヴェンタドールが最先端の4WDとして抜け出しているのはこのISRも強みの一つだが、これと比べるとベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツのミッションは少々古さが否めないZF社製のクイックシフト6速オートマなのだ。スロットル踏みっぱなしでも走れるオートマ車でサイドウェイに持ち込み立ち上がってくるマシンなんです!!
    昨夜も書いたがベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツの弱点は重すぎることだが、その堅牢なボディはこの馬力を受け止め、さらにサイドウェイさせようともヤレることはない。まさに剛健。
    フェラーリではこうはいかない。昔から比べればフェラーリのボディ剛性はかなり上がってきているが、いまだ物足りなさを感じずにはいられないシチュエイションはかなりある。昔はブッシュ類のメンテを怠ったりすると簡単にボディにクラックが入ってしまう個体さえあった。コンピュータによる解析を駆使できる時代が来たがフェラーリはこの部分だけはまだ不十分だ。

    ベントレーといえば紳士淑女のためのGTという位置づけやイメージが日本では先行していますが本来そのポジションにある王道はロールスロイスであって、ベントレーはルマンを始めとするサーキットで勝って自らの歴史を作ってきたスポーツカー・コンストラクターの色合いが強いと僕は思っています。いや、それがベントレーの真実です。
    なので、ベントレー・コンチネンタルのシリーズのラインナップからベストな1台を僕が選ぶなら必然的にベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツになるワケです。

    ちなみに、35GT-Rや35GT-RスペックVでも鈴鹿や富士で同じことを試してみた。無論、35GT-Rでも出来るのだが何故かときめかない。やはり、オートマのベントレーをサイドウェイさせている!という刺激に勝るものはない。
    ただし、タイム的にはこの走りは決してよろしくないことは予め申し添える。タイムにこだわるなら徹頭徹尾グリップで無駄を削ぎ落とすのがベントレーでも定石だ。
    こいつは近年購入したマシンの中で抜群の文字通りスーパースポーツです。ドイツの血が混じって更に侮れなくなった。アヴェンタドールも良いが、今のところはこいつと徹底的に付き合っていこうと考えている。ショックやサスなどの足回りをどうしようか・・・とも考えているが、この手のクルマはノーマルの状態で極限まで使いこなしてナンボです。マンソリー仕様とか色んなサードパーティもありますが僕自身は正直あまり興味がありません。ベントレーはそもそもコンペティションで磨かれた技術でクルマを仕上げているのでノーマルの状態で極限までスポーツ・ドライヴィングを楽しみ尽くし、そのクルマとある種の涅槃にたどり着くまで徹底的に向き合う。共に涅槃に辿りついたら新しい刺激を求めて新しい車両を増車する。それが僕のポリシーです。

    かなり前置きが長くなってしまった。
    息子の初ベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツ体験に話を戻そう。
    ルックスからは想像できないちょっと低めのW12のサウンドがアイドリングを始めると彼は「お~っつ!お~っつ!」と感嘆の声を上げる。他のエンジンの音域とは明らかに違うので彼はこのサウンドに高揚して(?)いる可能性もある。
    走り始めてから、本格的にという表現より凶暴なという表現の方が適切なトルクが立ち上がってくる3,000r.p.m前後になると彼は目を見開いて乗っている。しかしながら、4秒未満で0-100km/h加速を実現する瞬発力と強靭な加速力のなかでも彼は恐怖を感じているようには見えない。笑顔なのだ。
    むしろその先へいけ!とワクワクしながら楽しんでいるようにさえ感じる。いや、事実彼は楽しんでいる。終始、笑顔なのである。
    恐るべし・・・である。
    息子ながら恐ろしいと感じた瞬間だった。
    ワインディングとストリートでベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツを楽しんだ彼は停車中のコクピットに座りたがった。いや、これは正確な表現ではない。ドライヴァーズ・シートに立った。
    ベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツは意外とヒップ・ポイントが低く、まだ彼の身長ではスティアリング・ホイールよりも上にはいかず、フロント・ウィンドウから正面を見るにはシートの淵に立って乗るしかないので、ちょっとしたフラストレーションが溜まるらしい。
    要するに僕と同じポジションで乗りたい欲求があるらしい。
    そんな彼のために僕が色々と探し回り見つけたのが写真のこのクルマである。
    座面自体は低いがスティアリングを握ろうとすれば座るポイントが前に来るのでこれなら彼でも若干だが前が見える。
    彼はとても嬉しそうにスティアリングを切り、シフトレバーをカチりカチりと動かす。写真でも解るようにこれだけ細かく動く。とにかく僕と同じように操作したいという欲求が芽生えているらしい。ドライヴィング中の僕の動きを良く観察しているから何をどう操作すれば良いのかまで彼は充分に分かっている。
    ワイパーまで動かせるし、ターン・シグナルも出せる。しかも偶然操作できるのではなく、雨が降っている時にクルマに乗せるとワイパーを動かすのだ。その知能は一体どういう種類のものなのか僕には見当もつかない。
    彼の次の夢はおそらくベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツを自分でドライヴィングすることなのではないかと思うが僕としてもそんな簡単にベントレーに乗せるわけにはいかない。まずはその前に35GT-Rの壁を越えてからの話だ。
    彼が35GT-Rをどう乗るのかが今から楽しみでならない。







    Last updated  September 16, 2012 12:42:31 AM
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    September 12, 2012
    カテゴリ:Engineering
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    息子は念願かなってベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツの助手席に乗った。息子の圧倒的な熱意に僕が負けた形となった。彼の熱意たるや半端ではない。
    パッセンジャー・シートではなく、ドライヴァーズ・シートに座らせろと要求してくる。とにかく座らせるまではベントレーから降りようとはしない。
    もはや35GT-Rは彼にとっては過去のクルマになってしまった。イタリアから帰ってきてからは僕の手を引いてベントレーの前に連れて行く。これじゃないとダメだ!といわんばかりに。
    一歩も引かない思いの強さはあらゆることを成就する上でとても重要なファクターなので僕はとても嬉しく感じている。
    十番界隈でもベントレー・コンチネンタルGTはよく見かけるが、ベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツになるとなかなか出会うことはない。
    コンチGTは458イタリアの新車よりも400万円ほど安価なのでベントレーをあまり知らなくても、あるいは熱狂的なベントレー・ファンじゃなくても踏み込んでいけるモデルだが、スーパースポーツはフェラーリの最新鋭458スパイダーよりも高価で、最新鋭の12気筒モデルF12ベルリネッタと比べてもおよそ400万円安価に収まる程度だ。
    すなわち、F12に3,590万円投資するか?ベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツに3,150万円投資するか?この領域になるとかなり明確な価値観や哲学、美学が購入の動機になる。
    だから、ベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツはよほどベントレーというクルマが好きか、このクルマを選ぶ明確な理由がなければ買おうとは思わないクルマだ。
    そういう意味ではクルマ好きの目をかなり引くクルマなので下手なことはできない。だから街乗りは常にジェントルなドライヴィングを実践できるブレないモラルやマナーも持ち合わせていなければならない。言い換えれば、ストリートで安易なドライヴィングは許されないクルマで、試すならクローズドに持ち込んで余すことなくW12ツゥイン・チャージド・ターボの異次元体験をすべきクルマだ。
    そうすればコンチネンタルGTとスーパースポーツの間にある600万円の価格差がどこにあるのかをドライヴィング・スキルの高いドライヴァーならばハッキリと感じることが出来る。
    これは差という表現ではなく、壁という表現を用いたほうが適切であるように思う。ベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツとコンチネンタルGTは似て非なるもの。911GT3RSと911GT3の違いではなく911GT3RSと911ぐらいの厚くて高い壁だ。
    コンチネンタルGTはあくまでもGTであり、ベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツはその名の通りスーパースポーツである。
    サーキットでバトルすればその違いは明白で、ドライヴァーの腕が互角ならコーナーを3つ抜ければかなりの差が開く。一旦差が開いたら二度とその差を詰めることはできないほどの決定的な差である。
    無論その差に由来するのは馬力やトルクがベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツのほうが上という部分や、補強された上で軽量化された堅牢なボディを持っている部分は否めない。
    ベントレー・コンチネンタルはスーパースポーツもGTも共にトルクスプリット型の4WDではなくバイアストルクであり前後の駆動配分は終始固定だ。どちらも6速オートマティックで強大なトルクを路面に伝える。
    35GT-Rのように無段可変するトルク・スプリット・スタイルのハイテク4WDが主流の昨今、言い方は悪いが骨董品と思えなくもない。
    実際、かく言う僕も最初はそう思っていた。実際にクローズド・コースに運び込みアタック・ラップを繰り返すまでは・・・。
    しかし、乗ってみてその考えは一変した。
    「こう来たか・・・」と思わずにはいられなかった。
    このベントレーが心底おもしろいと感じる部分は例えば鈴鹿の130Rや、富士のコカコーラで若干オーヴァー・スピードによるアンダーが出た場合も荷重移動をしっかり行い、落ち着いて適量のスロットル・オープンをすることにより自在にドリフトさせサイドウェイ状態に移行させることも可能なのだ。
    安定指向の4WDではなく積極的にコーナリングを楽しめるようにセッティングしている。もはや、かつての悪路で安定性を追究するための4WDシステムはどこにもなく、よりトルクとパワーを使い切るための絶対条件としてのパワー・トレーンなのだ。
    その代わりといってはなんだがクローズドを本気で攻め込むとその重さも災いしてミシュランは4輪とも半日でライフが終わる。違う銘柄のタイアも何種類か試してみたがライフは大きく変わらない。しかし、日常使用でタイアに頼りきった走りをしなければ、タイア・ライフはそんなに短くはない。
    また、クローズドを攻めると見えてくるのがコーナーやストレート以外のまったく目を向けないようなポイントでの身のこなし、いや調教といったほうが良いか?がベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツはピカイチだ。
    クローズドに持ち込んでバトルすれば耐久レースでなければフェラーリ599もガヤルドもアウディR8もアストン・マーティンDB9もベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツの前に出ることは簡単ではない。先ほども書いたがドライヴァーの腕が互角なら前に出られる可能性があるとすればベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツのドライヴァーがミスをした時だけだ。
    ただし、耐久レースだと重さが災いしてタイアが早く終わるので勝負にならない。低ミュー路の耐久レースなら話は別だが・・・。なので、ベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツの弱点はその重さである。


    続く・・・







    Last updated  September 13, 2012 03:24:27 AM
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    September 11, 2012
    カテゴリ:カテゴリ未分類
    後半戦に入り、やはり今年のF1もある程度想定内に収まるようになってきました。
    アジア・ラウンドはそんなに多くのウィナーは誕生しないでしょう。シンガポールからアブダビまでの5戦で生まれるウィナーは荒れない限りせいぜい2人か3人。
    チャンピオンは逆転で誕生する可能性が濃厚です。ただし、少しばかり覚醒が遅かったので追い上げは届かない可能性もあります。その場合はフェルナンドが逃げ切る可能性がありますが、僕の私見としてはフェルナンドが常に2位の15ポイントを獲得するのは難しいと考えます。特にフライアウェイの2連戦、アメリカとブラジルはフェラーリのマシンはかなり苦手とするコースと思われます。ここで崩れる可能性が高いのでフェラーリ&フェルナンドはアブダビまでにチャンピオンを決める必要があります。
    しかし、今季の難しいところはランキング2位から4位までの得点差が2点しかない部分。キミ・ライコネンやセバスチャン・ヴェッテルもフェルナンドに届くかどうかは解らなくても1つでもランキングを上げるためにしぶとくポイントを積み上げるはずで、市街地などで失敗する可能性が高いフェラーリ&フェルナンドは一気に大量失点を重ねる可能性が出てきます。
    もはや失うものは無いマクラーレン&ルイス、ルノー&キミ、レッドブル&セバスチャンは思い切った戦略で望んでくる中、フェラーリ&フェルナンドは3ティーム、3人のドライヴァーにアジャストした戦術を考案するのはまず不可能。3人のうちの誰かには前に行かれてしまう可能性が極めて高く、チャンピオン争いはこれからが正念場。
    マクラーレン&ルイスの速さから逃げるアドヴァンテージとして57ポイント・リードはちょっと微妙かな・・・と思います。
    無論はまれば同じマシンを使うジェンソンも速い。フェルナンドとしてはティーム・オーダーはしないマクラーレンの伝統を守ってもらってジェンソンが優勝をもぎとり25ポイントをルイスに与えないことも重要になってくるでしょうね。
    これは戦術的に決して難しくはありません。ティーム・オーダーを出すフェラーリはフェルナンドは普通に走らせ、フェリペに指示を出して例えばインラップでルイスを押さえ、アウトラップをジェンソンの後ろでしかコースインできないよう誘導するだけで目論みは達成できます。
    これによって焦ったルイスがジェンソンに絡みマクラーレン2台が同士討ちになればフェルナンドの獲得ポイントが上がります。
    シンガポールのストリートやヨンアムはもとより、ブッダ・インターナショナルもその戦術がはまりやすいコースだし、テクニカルなセクションが続く鈴鹿で抜くのはかなりのリスクを負わなければならず、ティーム・オーダーを出すティームとそうではないティームのポイント獲得数は大きく差が出てくるはずです。それゆえに冒頭部分で僕はウィナーは2~3人でなないかと書いたわけです。
    ここを考慮すれば、ここにきてキミが復帰後初勝利を上げ、ルイスがポール・トゥ・ウィンを並べてくる可能性が見えてきます。マクラーレンのシャシのポテンシャルは今季のティームの中では抜けています。昨年のレッドブルほどではありませんが・・。
    わざと終盤戦はオーダーでの戦いが活きるコースを選んでいるのではないかと思うほど、ティームで戦うことが活きるコースが続くのでフェラーリに限らず幾つかのティームが間違いなく立ててくる戦術だと思います。






    Last updated  September 13, 2012 12:42:04 AM
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    May 24, 2012
    数ヶ月に1度くらいの割合でしかこのブログの管理画面を開かなくなってきてからというもの、都度都度ブログ機能の何かが変わっていて、まるで浦島太郎である。

    昨年から息子の健康を第一に考え、大学時代を過ごした京都に生活拠点を移した。オフィス機能は従来どおり東京にもあるが京都と金沢を中心に活動している。生活及び活動拠点を関東から関西に変えた事でアジャストしなければならないことも多く、ブログどころの話ではなかった。京都、神戸、和歌山、岡山、広島などの顧客が増え、なかなか一箇所に留まっていることが出来ない。
    ブログを更新している時間は皆無になってしまった。

    Kyoto1
    Kyoto2

    また、以前から北陸地域にも複数の顧客がいたのだが、昨年からは金沢や富山のクライアントが増え始め、今まで以上に忙しくそして慌しくなってしまった。


    2010年に誕生した子供は1歳半になったので言葉らしき声を発するようになり、今では僕とサッカー・ボールをちょこん、ちょこんとつま先で蹴って共に遊べるまでになった。とはいえ、スタミナやバランス感覚、身体能力はまだまだこれからなので、しばらくサッカーをやっていると興味が無くなり、違うものに興味を向ける。

    ところが、である。
    血は争えないと思ったのがクルマに乗っているときだ。
    TAKATA製のチャイルドシート・・・正確にはTAKATA製チャイルド・バケット・シートに乗っているときの彼は表情が変わる。
    冬の金沢や富山で活動しているときのスノーロードはもはやスノーロード等という生易しいものではなく、豪雪路と言ったほうがいいようなシチュエーションがあります。
    そんな雪の中で今年は彼を後部座席にとりつけたチャイルド・バケット・シートに座らせてサイドウェイを体感させました。
    スロットルでGT-Rのリアを僅かに流しながらコーナーをクイックにクリアしていくと、子供はまだクルマの特殊な動きに対する恐怖心がないためにドライヴァー・シートとパッセンジャー・シートの間からじ~っと景色や動きを観察しています。
    無論、絶対的なセフティ・マージンはとっているので我が子を危険にさらすようなことはありません。
    IMG_3510.jpg

    そして春を迎え、新緑が芽吹き夏の気配をちらほらと感じるようになった今は彼にもかなりの余裕が出来てGT-Rの動きを注意深く観察しています。
    ちょっと前まではGに揺られはじめるとすやすやと眠っていましたが、今は眠らずにクルマの挙動というよりも動きとか速さに意識が傾けられているように思えます。特にアヴェレージ・スピードが高めの時は前方を観察し、クルージング状態だと面白いように眠ります。
    血は争えないものですね。

    エンジンを停止している状態で運転席に座らせて遊ばせることを繰り返していると、最近は出かけるときなど一日の始めにクルマに乗り込む際、運転席に座らせろとダダをこねるようにまでなりました。
    LS600hLやRX450hではそんな反応を見せませんが、GT-RとSpec-Vの時には「う~っ!!う~ッ!!」と叫びながらヒートアップし、キーをよこせとせがみます。クルマのカタチとかでキャラクターを判断しているのだろうか・・・と考えさせられる今日この頃。
    子供の学習能力や吸収力というのは改めて凄いものだと思います。

    そんな彼が最近気になりだしたのはガレージの端っこにひっそりと佇み、なかなか動かない白と黒の車。どちらもスペックV同様2シーターのため彼はそれらのクルマには乗ったことが無いので特に気になっているようです。
    中でも彼のお気に入りはルージュ&ノワールのツートン・カラーのセミバケ皮シートが装着されたベントレー・コンチネンタル スーパースポーツ・クーペ。
    Bentley1
    Bentley2
    僕が仕事に行くためにその2台のうちのいづれかに乗り込んだときには妻の手を振りほどくように速攻走り寄ってきて「う~っ!!う~ッ!!」とヒートアップするので、僕は細心の注意を払いながらクルマをスタートさせます。
    特にベントレーの時の表情はそれ以外のクルマの時とは全然違います。
    彼がベントレーとアストンマーティンの時にヒートアップするのはもしかしたらエンジン・サウンドが理由なのでは?と考えたのですがまだ確証がないのでそれはまたの機会に。

    目覚めたベントレーのサウンドに彼はまるで「やっぱり動くのか!?オレも乗せろ!」と言わんばかりの一生懸命さを漂わせます。
    だが、残念ながらこの2台はシート高は低くてもルーフも低く、パッセンジャー・シートにチャイルド・シートを装着することが出来ないので、まだ試乗させたことがありません。座ったり、触ったりはあるのですが・・・。
    正しく装着してこそチャイルド・シートは意味があります。
    だが、そんなことなど知らない彼は泣き叫んで「乗せてくれ~!」と猛アピール。
    そういうところを目の当たりにすればするほど、やはり血は争えないと思います。

    未就学中は色んなところに連れて行き、色んな景色をそして色々な経験をさせてやりたいと思います。彼が何を想い、何にときめくのかなど親である僕にも解りません。
    彼が生まれてから1年半が経って僕が学習したことも無数にあります。それでも解らないことだらけなので、あえて無理に知ろうとも思わないし、徹頭徹尾子供を管理しようなどと思うこともありません。
    君は感じるまま、思うままに生きて、未来を作り出せばいい。
    僕は必ず君を見ているから。








    Last updated  May 29, 2012 01:11:41 AM
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    May 24, 2011
    テーマ:F1(445)
    カテゴリ:Formula 1
     原発関連のバッシングを続けてヒート・アップしておりましたので、僕自身がメルトダウンしないようにクール・ダウンするために今回はバルセロナのGPで解ったことを少々書いておきます。
     もう書くまでもなく、速さとしての本命はレッドブルです。純粋なスピード勝負を仕掛けることができるサーキットやシチュエイションでは間違いなく抜きん出るでしょう。
     しかし、横Gが常に抜けないコースや勾配、特に旋回勾配などが多いコースではタイアに優しいマクラーレンに分があるレース展開が多いはず。
     これに当てはめて想定すると次のモナコはドライならマクラーレン。特にルイスが本命ですが、タイアに優しいジェンソンも渋い粘りを見せるでしょう。続くのはセバスチャン・ヴェッテル。マークは昨年モナコで勝っていますが、それはブリヂストン・タイアのコンストラクションに助けられての結果でもあります。事実、今季の序盤、彼はダメダメのピレリを全然使いこなせていません。
     これはマクラーレンにも言えることですがDRSを巧みに使ってポジションを上げる戦いを見せるマークは今回のバルセロナのようにポールを獲れなければ1位を獲得する可能性は極めて少ないです。
     モンテカルロではDRSを本当に使えるのかどうかが未知数ですので、やはりモンテカルロは今までと同様オーヴァー・テイクは難しいでしょう。
     ただし、ウェットならばマクラーレンよりもレッドブルに分があるのでは・・と僕は判断しています。理由は明白でエアロダイナミクス、ヴィークル・ダイナミクスともにレッドブルのほうが優れているからに他なりません。

     重症だなと感じたのがフェラーリ。
     フェルナンドがメディアに対して答えていましたがスタート直後にKERSの力を頼みに1コーナーまでに仕掛けてホール・ショットを狙う。これって、かなり残念すぎなコメントと感じるのは僕だけでしょうか?
     一見すると集中力を高めてワン・チャンスで高い壁を超えて勝利を手繰り寄せるというコメントを残したフェルナンドはヒーローのようにも見えなくもありません。
     ただし、この言葉は裏を返せばスタート直後のそのチャンスを逃したら二度と順位をひっくり返すことが出来ないと自白してしまったようなものです。
     これは正直きつい。
     スタート直後のワン・チャンスでしか競争力を確保できないようではレッドブルやマクラーレンを押さえこむことはこの先とても難しいでしょう。
     信頼性とドライヴァー・ライン・ナップゆえにフェラーリには取りこぼしが少ないだけで、純粋にパフォーマンスだけで比較するならルノーのほうが一歩進んでいるように感じられます。
     一方、大きく成長したのがセバスチャン・ヴェッテル。彼もかつては圧倒的な速さを見せ付けることにプライオリティを置くドライヴァーでしたが、今回はクールにタイアを温存しマークが獲得したポール・ポジションに執着することはありませんでした。
     このレース全体を見通す視野の広さが、奪われてしまった首位の座を奪い返すことに成功した大切な要素であり戦術です。
     ポール・ポジションにこだわらずソフト・タイアを温存したことが決勝日に吉と出ました。
     ソフトを温存していなければ、ルイスの猛プッシュにセバスチャンは成すすべなく陥落するほかなかったのですから。






    Last updated  May 25, 2011 12:29:28 PM
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