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*このログは充分な説明が出来ているとは言えない表現がありましたので修正を加えました。
ついにCBIRFがフクシマに投入されるらしい。 合衆国海兵隊の特殊展開部隊CBIRFは化学生物兵器事態即応(対応)部隊の頭文字をとってシーバーフと呼ばれています。 この部隊は皮肉にも東京の地下鉄サリン事件を事の発端として編成された部隊です。日本での事件をきっかけに編成された部隊が日本の原発危機に投入されることにも因縁めいたものを感じずにはいられません。 彼らは9.11テロの際ワールドトレードセンターの救助活動のために出動したことでも知られています。そんな精鋭部隊の投入が決まったのは朗報といえば朗報ですが、どんな形で投入されるのかそのあたりのディテールがはっきりしません。 投入を決断したのは1ヶ月が経過しても沈静化しない原子炉の状況改善のため、米国がしびれを切らした結果でしょう。 ついにレヴェル7に訂正しチェルノブイリと同等の原発クライシスになってしまったフクシマ。レヴェル7には賛否があるでしょう。けれども、7であることを明言してしまった以上迅速な対応対策が必要になるのはいうまでもありません。この期に及んでも適切なクライシス・マネジメントがなされなければ、全世界が日本政府に失望し、日本の技術力にも疑問符が投げかけられ、日本という国土全体に風評被害が及ぶようになってしまいます。 判断が一転二転三転し、いかなるときもぶれてばかりいて何か外的な力に服従しているかのような首相ではこの難局はさばけません。しっかりとしたリーダーシップを発揮し、フクシマ・クライシスをどういうふうに収束させるのか明確なヴィジョンを組み上げ、ぶれずにはっきりとした意思決定力を発揮できる人間でなければ無理です。 強い意思決定力と同様に、優れた説明能力と合意形成能力も必要です。 これこれ・・こういう理由から、こういった即応部隊や手段、作戦を投入して、この期限までにここまでは実現したい・・・という効果の見えるプランを提示できなければクライシス・マネジメントとは言えません。 最後が貫徹能力。どんなときでも、どんな案件でも反対勢力は必ず存在します。その場しのぎの批判や抵抗勢力の小ざかしい動きに惑わされることなく、目標達成まで粘り強く継続を働きかけ、万難を排する努力を怠らない器も必要になってきます。 残念なことに、現首相にも、東京電力のトップ・マネジメントにもその器量は皆無ですから、昨今取り沙汰されている東電の解体や国有化というシナリオも強ちなくはないでしょう。 さらに言えば、僕などはもとより原発の危険性をもう何年も前からことあるごとに言ってきました。一部の科学者は核分裂や核融合を完全にコントロールできると考えていますが、そもそも核分裂は100%コントロールできるものではないと考える科学者も同じくらいいるのです。 実際に科学者の核分裂に対する考え方は2分されているといっても過言ではありません。核分裂は100%支配下におくことは現状は不可能なのです。そのシビアな現実を認める必要があります。 ただし、核融合に関してはすべてが危険なわけでもありません。プラズマまで含んだ広義の核融合では安全で管理下におけるものも存在します。それでも核融合と呼ばれるものは必ず少量の放射線は発生させますが少量であればバルクヘッドなどで遮蔽することも可能です。 そして安全な被爆などもありえません。政府は1回のレントゲン撮影の被爆量などと安易に比較して安全だと論じていましたが、原子炉から放出される放射線はレントゲン撮影のような一瞬の被爆ではなく累積します。 比べること自体がナンセンスですし、被爆に安全という言葉を用いることにも問題があります。ただし、僕も被爆イコールすべてが危険というつもりはありません。被爆イコールすべてが危険であれば、地球上に生きているすべての生命は太陽からの放射線によって毎日被曝していますので・・・。しかし、原発から放射される放射線被爆に安全な被爆などないという現実にも向き合わなければならないということです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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何事につけても新しがり屋の日本人が、時代遅れの精神生活を送っているのはどうしたわけか。
日本人には、意思がない。だが、恣意がある。 だから、意思を恣意と間違って解釈することになる。 すると、以下のようなことが起こる。 西洋文化の輸入も、意思がなければ支障をきたす。 意思の自由は考えられるが、恣意の自由は考えられない。 恣意の自由は、<自由のはき違え> となり、自由主義の普及も難しい。 意思は自由主義・個人主義の友人であり、恣意は利己主義は不自由主義の友人である。 不自由を常と思えば不足なしか。 政治指導者の意思決定はなく、その恣意決定は受け入れない。 意思の表明は成り立つが、恣意の表明は成り立たない。 日本人の声明発表はうつろに響く。その形式的な声明には、実行の意思がないからである。 そして、きれい事というか、空理空論には現実対応策が欠落している。ああ、むなしい。 (April 16, 2011 09:32:04 AM)
nogaさん
>何事につけても新しがり屋の日本人が、時代遅れの精神生活を送っているのはどうしたわけか。 > >日本人には、意思がない。だが、恣意がある。 >だから、意思を恣意と間違って解釈することになる。 >すると、以下のようなことが起こる。 > >西洋文化の輸入も、意思がなければ支障をきたす。 >意思の自由は考えられるが、恣意の自由は考えられない。 >恣意の自由は、<自由のはき違え> となり、自由主義の普及も難しい。 >意思は自由主義・個人主義の友人であり、恣意は利己主義は不自由主義の友人である。 >不自由を常と思えば不足なしか。 > >政治指導者の意思決定はなく、その恣意決定は受け入れない。 >意思の表明は成り立つが、恣意の表明は成り立たない。 >日本人の声明発表はうつろに響く。その形式的な声明には、実行の意思がないからである。 >そして、きれい事というか、空理空論には現実対応策が欠落している。ああ、むなしい。 ----- 物凄く難しく聞こえてきますが恣意に対する捉え方や考え方は理解できます。 まさに都度都度の記者会見などは常に恣意のオンパレードのようなものでしたからね。 恣意といえば計画的避難という表現がまさにそれに当たると僕は思っています。 そんな悠長なことを言っている場合ではないことは確かです。チェルノブイリと同じレヴェル7なのですから。 (April 19, 2011 03:04:42 AM) |