お父さんから子供たちへ

2021/07/01(木)00:10

息子の思春期

思い出(社会人・海外)(1083)

息子が中学2年生になり、思春期真っ盛りだ。特に最近は異性の目が気になる様になってきたようだ。ついこの間までは、シャツがズボンからはみ出していても気にしないぐらい適当だったのに、今はどのように着こなしたらかっこよく見えるかを気にしている。  においについてもかなり気にしているようだ。別に臭いわけではないのだが、部活帰りで汗をかいている息子を見ると、お父さんもお母さんも「臭い」とか「汚い」とか挨拶の様に気軽に言っている。どうやら最近息子はそれを気にしているようだ。  制汗シートを買ってほしいとか、においにかなり敏感になっている。今は息子の部屋に入ると男くさい臭いがしなくなったぐらいに変わってしまった。まあ家では相変わらずだらしない生活をしているのだが、服のしわなども気にして自分でアイロンをかけたりしている。  思春期の男の子にとって、女子の存在は偉大だと改めて思った。息子を見ていると、自分が同じ年齢だった頃考えていたことや、実行していたことを思い出すことがある。  お父さんもそれまで親が買ってきたシャンプーなどを使っていたが、メンズシャンプーを買って使い始めたり、香水やコロンとまではいかないが、さわやかなにおいがつくスプレーなどを購入して使っていた。髪の毛についてはお父さんの中学校は全員坊主頭だったので、気をつかうことは無かった。  息子が面白いのは、お小遣いでは買えないメンスグッズを買ってもらうために家の手伝いをかなり頑張っているところだ。今は夕食後の食器洗いとテーブルを拭くこと、あとは翌朝用にお米を研ぐことを毎日やっている。おかげでお母さんもかなり息子に対する心証が良くなっている。  お父さんとしては息子がいい子であることに喜びを覚えつつも、もう少し世をすねるような態度をとってくれないかと期待もしている。それなりに反抗期が欲しいところだ。あんまりきつすぎるのも困るが、いい子のままだと、世間の荒波に負けてしまうのではと余計な心配をしてしまうのだ。  日本だけでなく、アジアの各国で仕事をしていると「いい人」は精神を病んでしまうことがあることをお父さんは知っている。誠意だけではビジネスにならないのだ。ずるさと言うか、奸智がないとなめられてしまう。  息子に言わせると「舐められる」という感覚がすでに昭和の感覚らしいが、それは日本でのみ通用する話だと思う。  まあ息子が成長していく様子は見ていて楽しい。息子が小学生の頃、お母さんは息子の気持ちがわからないとか、息子を育てるのは苦痛だと言っていたが、今は息子と話しているのが一番楽しいようにも見える。お母さんの息子アレルギーは無くなってしまった。  母親は娘よりも息子が可愛いというのもこういうことなのだろうと思って見ている。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る