お父さんから子供たちへ

2023/03/07(火)00:10

化粧水

思い出(社会人・海外)(1110)

 お父さんが生まれ育った時代は、男が化粧をするという概念は基本的になかった。男性化粧品という分野はあったが、主に頭髪に関するものであったり、せいぜい香水などの匂いに関するものだった。 おしゃれとか、肌がきれいとかではなく、制汗スプレーを吹きかけたり、香水やコロンを吹きかけて男臭さを消すぐらいが、おしゃれな男の化粧品だったと思う。  時代は変わって、気がつけば男も眉を剃ったり、脱毛をしたりするのが当たり前の時代になってきた。地方の中学生である息子も、ムダ毛の手入れや眉剃りを当たり前のようにやっている。 そして最近ではスキンケアとやらも始めているようだ。化粧水と乳液が息子用として洗面所に並んでいる。  最近の女性にアピールするには、男らしさよりも「キレイ」なのかもしれない。まあ思春期の若者は雑誌などの扇動や、最近ではSNSを含む口コミで流行りが決まるようなので、中年のお父さんが何を言っても意味は無いだろう。 男性化粧品など若者の文化でお父さんには関係ないと思っていた。  ところが先日一回りほど年上の友人と久しぶりに会った際に、「化粧水を使っている」という話を聞いた。年齢的におしゃれの為ではない。単純に肌の張りが全く違うというのだ。一度やったら元には戻れないということだった。 お父さんもやってみればわかるし、やっておいた方が良いと強く勧められた。  そんな話をお母さんにしたら、お母さんが買ったけど使っていないという化粧水をくれた。使い方もわからないので、お母さんの指導で使い方を教えてもらい、人生で初めて化粧水というのをつけることになった。  まだつけ始めて数日であるし、慣れていないので言われないとつけるのを忘れるのだが、友人が言っていたような効果が出るのか少し楽しみではある。 それにしても、自分の人生で化粧水というものを使う日が来るとは全く予想していなかった。これからは中年用の化粧品も市場が拡大していくのだろうか。

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