お父さんから子供たちへ

2023/09/01(金)00:10

次女の読書感想文

思い出(社会人・海外)(1110)

 中学2年生の次女が、夏休みに書いた読書感想文がコンクールに出されることになったと報告してきた。そのために、もう一度誤字脱字、段落や言い回しなどを修正しなければならないそうだ。 おかげで次女の読書感想文を読むことができた。次女は勉強が苦手なので、文章も下手だと思っていたが、なかなか上手に書けていた。ただそれよりも内容がお父さんにはかなり衝撃だった。  取り上げられている本は、中川翔子さんの「死ぬんじゃねーぞ!」という、過去に中川さんがいじめにあっていたことを題材にした本であるらしい。いじめを克服して今に至るまでの経緯や、どうやって乗り越えるかなどのアドバイスが書いてあるという。  さてお父さんが次女の感想文の何に衝撃を受けたかというと、次女がいじめを受けていたという内容が感想文になっていたことだ。小学校3年~4年生にかけていじめを受けていて、とても辛かったという文章を読んでお父さんは心が押しつぶされそうになった。 どうしてその時にお父さんに言ってくれなかったのだとも思ったが、今さらどうにもならない。  娘はこの本に出合って、過去のトラウマや現在の生活を乗り越えるバイブルを手に入れたというようなことを書いてあった。とりあえずは乗り越えてくれたんだと安心した部分はあるのだが、やはり今でも心が痛む。  小学生の時に、クラス担任から何度も電話があり、次女がいじめの加害者だということで、相手の家に謝罪に行ったこともある。今考えると、あれも本当だったのだろうかと悩んでしまう。 また確かにこのころの次女は情緒不安定で、お母さんが大事にしていた人形を、めちゃくちゃに壊していたことを思い出してしまった。破壊衝動でもあるのかと当時は悩んだが、実際はいじめによる精神異常だったのだろうと思う。  感想文で自分の娘がいじめられていたことを知るのは、本当に胸が痛むが、それでもそういうことがあったということを知ることができたのは幸運なのかもしれない。次女がどこで中川さんの本に出合ったのかわからないが、今次女が元気に学校に行っていることを考えると、中川さんに心から感謝の念がわいてくる。  お父さんも件の本を読んでみようと思っている。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る