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テーマ:北海道の自然といえば・・(31)
カテゴリ:ふぶきの北海道・自然小話
北海道に住んでいると、このところ毎日「知床」の文字を見たり 聞いたりします。まさに 『世界自然遺産』効果! でも、肝心の道外はどうなんでしょう。ひょっとすると、それほど 浮き足立つほどのことでもないのかも。 なにしろ、世界遺産になったとしても、「知床は遠い・・・」という 事実に代わりはないので。 そのせいか、いろんなツアーがでています。 先日開催されたのは、15000円の有料ゴミ拾いツアー! ゴミ拾いしながら、普段は行かれない岬の先端まで行くらしく、 定員の20名が集まったそうです。 海岸には、外国からの漂流物もありますし、地元だけでは解決できない、 海のゴミは世界問題だな~と感じましたた。 人が集まれば、こうしたゴミ対策のほかに、さまざまな観光産業が 話題を集めそう。 アウトドアメーカーの「モンベル」創業者、辰野勇氏も 【faura】07号の中で語られています。 ---《引用:055ページ》---------------------------------------- (前略)世界遺産に登録された熊野の現状を知っていますか?(中略) 大きな駐車場を作って、観光バスを誘致してね。つまり、その世界遺産の 意味がぜんぜん解ってない。下手したらこのまま知床も自然が壊される。 -------------------------------------------------------------- こういった危惧は多くの人が抱いています。 これから、たくさんの人たちが訪れることになる「知床」 知床が「日本の自然環境を維持し、環境に貢献する」ためのモデル地域 になることを問われているような気がしています。 自分だけの大自然ではない、後から来る人、未来の人たちのために、 ひとりひとりの行動を考えて欲しいと思う、今日この頃。 【faura】07号《特集:知床》 最新刊【faura】08号《特集:渓流・渓谷》 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月19日 16時04分38秒
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