■天然記念物への道程「ナキウサギ」
先日、北海道新聞の一面に出たので、ご存知の方も多いかと思うのですが、ナキウサギの天然記念物指定が見送られました。 ナキウサギってなに?今から3~4万年前、氷河期に北海道が大陸と陸続きだった頃から北海道に棲んでいて、氷河が後退したあとは北海道の山岳地帯に取り残され、今も生き延びている動物。「遺存種」「レリック」とも言われます。もともとは、野ねずみ捕りの罠に引っかかって、こいつはなんだ! とお~そ~ど~になったのが知られるきっかけだったとか。(真偽のほどは不明)もしそうだとしたら、その時に、 ネズミがかかった! と思われてたら・・・ こんにちの彼らはなかったかも・・・日頃から、よく観察しておくことって、大事よね。(^_^)vま、それはそれとして。ナキウサギが生息する場所は山岳地帯のため、地元自治体ではさほど「保護」という考えは持たれていないらしいですね。むしろ、天然記念物になって、周辺の開発に歯止めがかかることの方が危惧されるようで。でもどうなんでしょう、開発って。これからの時代には逆行した考えなのではないでしょうか。実はこんなこともあるんです。このページの下の方にナキウサギのことが出てきます。【ファウラ】06号『時代錯誤の林道ラリー』(特別寄稿/岩佐光啓)広い北海道とはいえ、世界から見たらホントに狭い。しかも、野生生物と人間が接近しながら住んでいるんです!これからの時代は、自然と共存する自治体の方が、絶対に魅力的だと思うんですが。それはそれ、いろんな考えを持った人がいらっしゃるから、なんとも言い難いですが。あなたは、どう思いますか?ナキウサギについては、こんな話題もありました♪【ファウラ】05号『獣野生絵』(エッセイ/岸田典大)