渡りの季節
【 渡りの季節 】 ネイチャー北国のふぶきです♪ 今年は「暖秋」のせいか、自然界でもちょっとした異変があるようです。 渡り鳥の飛来が、バラバラだとか。 最終的な個体数は変わらないのかもしれませんが、やってき方に違いが 出るというのも、自然の中で暮らす彼らの「智恵」かもしれません。 それでもハクチョウたちは、あちこちの湖や河川に、徐々に集まって きたようです。 ところで、ハクチョウやマガンなど、渡り鳥としての「有名どころ」は 周知の事実ですが、ヒヨドリも「渡る」ってご存じですか。 あの、ピーヨピーヨと賑やかな《ヒヨドリ》です。 いつも身近にいるので考えたことがなかったのですが、そういえば、 この頃、周辺が結構静かです(笑) ところが春になって、桜や梅の花が開く頃になると、大挙して出現! 賑やかに花芽を食べ尽くす、という偉業をなし遂げてくれたりします。 でも冬にもナナカマドの実を食べていたりするので、全部が渡る わけではないのでしょうね。 この「ヒヨドリの渡り」が見られる場所もあるんです。 室蘭市の地球岬や松前町(函館市の南西側)の白神岬などが よく知られています。 先日は、地球岬方面で「洋上観察」も行われたようですよ。 暖かい本州がいいのかな~、 やっぱりヒヨドリも冬は暖かく過ごしたいのでしょうかねぇ・・・ しかもこのヒヨドリ、日本以外の繁殖地としては、今のところ台湾と フィリピンだけしか報告事例がないそうです。 それじゃぁ、あの鳴き声は「日本語」なのかも (^_^;) 【 森と湖を楽しもう 】 この地球岬は断崖絶壁になっていて、ハヤブサが繁殖していたり、 ハチクマ、ノスリなどの猛禽類や、カケス、メジロなども大挙して 結集する場所のようです。 また岬の海岸林には、遊歩道が付けられていて、強風で曲がった たくましい木々を見ることができます。 そんなさりげない話題は、河井大輔著『北海道の森と湿原をあるく』の なかでも、紹介されています。 河井大輔著 『北海道の森と湿原をあるく』 ところでこの「地球岬」、なんだか雄大な名前ですよね。 正確な場所は・・・地図からご覧ください。 あれ? っとお気づきになりましたか? よく見ると、地図では「チキウ」岬になっていたんです (>_