ギリシア神話を知っていますか
再読の再読。何度手にとっても新しい発見がある。2020年、年始のドラマ「テセウスの船」など初読のころには全く知らなかった寓話もこの本で手掛かりを知ることができる。ほかに思ったこと。カッサンドラを今の女優さんに演じてもらうなら黒木華さんあたりでどうかなあ。わたしのなかで太陽の美しさと対比される「月のような美しさ」を感じさせてくれる女優さんは「しょうゆ顔・細い目・白い肌」が3つの条件。太陽の美しさはその反対、例えば柴咲コウさんとかね。アンドロマケは05年の大河ドラマ義経で常盤御前を演じた稲森いずみさんが頭に浮かんだ。キリスト教が布教されてから以降の世界は男はひとりの女を愛すること。女はひとりの男に操を捧げるのが美徳とされているという説を何かの本で読んだことがある。その説を踏まえれば、アンドロマケが夫を破った相手の男に嫁ぐ(身を任せる)のはふしだらなことではなく、有力な身の処し方のひとつだったんだろうな。わたし、エセでもいいから一般教養人として生きていたいと思っている。オリンピックで優勝者に月桂樹を頭に冠せられるのはギリシャ神話にある寓話からだと言えるくらいには。スーパームーンだ、ブラッドムーンだとお天気姉さんたちが紹介してくれる。そんなときくらいしか夜空を見上げないけれど、それでもその夜空に浮かぶ月や星の美しさには感激する。そして思う。「あのネオンが邪魔だ」「このコンビニの広告ライトがなければ」「そのマンションの灯りが消えていれば」完全な闇の下で夜空を見上げること、今の世界ではかなり難しい。闇が広がる夜空に星だけが見える環境の古代に思いを馳せる。とはいえそんな環境に置かれたらスマホ片手に月や星を撮影してはInstgramやTwitterにアップするんだろうけど。