ワイルド・ワイルド・ウエスト
1999年(平成11年) 米 ウイル・スミス ケビン・クラインほか 107分南北戦争後のアメリカ。北軍出身の黒人と白人の性格が全く合わないふたりが南軍の科学博士をやっつける。日本では攘夷活動の時代とほぼ同じ頃の米国の南北戦争の知識が乏しく。きっとこの映画は下地に日本史でいえば黒船が来た!とか大政奉還をした!とかいう最低限の知識があると楽しめる作品なんだろう。リンカーンの肖像画があることくらいしか「ふむふむ」と頷ける知識がなく残念。ワイルド・ワイルド・ウエスト以前。大成功を収めた「メン・イン・ブラック」でウイル・スミスがスターダムにのしあがった。そのテイストでこの作品を撮影したんだろう。メカニックに代表されるようにこの作品でのスパイダー型移動機、磁力で亡き者に導く首切りマシンなど、アイディア自体は「おおっ!」と驚きを与えるCGはいたるところに溢れている。のだけれど。のだけれど!!二流のお笑い芸人がデビュー当時に大うけしたネタをアレンジして、笑いが失笑になってしまう、スベり笑いのような作品に感じざるを得ない。メン・イン・ブラックはウイル・スミスよりもトミー・リー・ジョーンズの存在がヒットの要因だったんだろうなあ。先年、アラジンで生意気で空気を読まない魔人を演じたウイル・スミス。彼にはこういう役割がいいのだろう。無敵な主人公ではなく、どこか弱みを握られている愛嬌のある主人公補佐。あ、ケネス・ブラナー。悪ノリしながら楽しそう。シリアスな顔立ちで演じる作品の印象が強いので、こういうブラナーは新鮮だ。ブラナー、外国人初でバカ殿やってくれんかなー。