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2006.10.06
テーマ：レンタル映画(815)
カテゴリ：映画 シ
 あらすじ ＣＩＡ諜報員ボブ（ジョージ・クルーニー）は息子の進学を機に キャリアに終止符を打とうと決心する。 一方、一流法律事務所の弁護士ベネット（ジェフリー・ライト）は アメリカの巨大石油会社の合併調査を依頼される。 又、ジュネーブ在住の石油アナリスト・ブライアン（マット・デイモン）は ある事件をきっかけに石油王の王子ナシールの相談役となる。 そしてパキスタン人のワシームは、母国を離れ中東の油田で働いているが 過酷な労働と人間以下の生活に希望を失いかける・・・。 感想 ジョージ・クルーニー  がアカデミー賞助演男優賞を受賞した作品だが この映画は主人公が存在しない群像劇です。 難しい映画ですわ 中東の石油を巡る問題とテーマが難しい上に ＣＩＡ工作員のボブ、野心溢れる弁護士ベネット エネルギーアナリストのブライアン、出稼ぎパキスタン人青年ワシーム ４つのストーリーが殆ど絡み合うことも無く 並行的に描かれる為に分かり難いな。 ベネットの話が無ければ、かなりスッキリして分かり易くなりそうだが そうすると作品の深みが失われるんだろうな。 アメリカ流の正義と、それに翻弄され 破滅の未来に向う中東の国の姿が描かれている。 メッセージ性を持った映画ですね。 『シリアナ』公式サイト ネタバレ感想 マウスでクリックしながら、なぞって下さい。 中東では石油マネーで一部の人達は、贅を極めた生活を送ってるが 他の産業は発展していない為に、石油が無くなれば 砂漠に廃墟だけが残る事となる。 それを阻止するべく近代化を目指し、アメリカと手を切り 中国と手を結ぼうとした王子は、アメリカにとっては 利益を損なう人物として暗殺されてしまった。 アメリカは自国に利益になる事が正義で その反対は悪でしかないという事だろう。 しかし、その身勝手な政策は、貧しさゆえに危険な思想に走る若者を生み テロの脅威として自らに降りかかっていくという事かな。 楽天以外の方は、コメントにＵＲＬをお忘れなく♪ ＴＢは承認後に反映されます。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2009.06.15 00:22:20
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