2008/05/02(金)22:28
『ALWAYS 三丁目の夕日』’05・日
あらすじ
東京下町の夕日町三丁目に住む鈴木家に、集団就職のために上京してきた
六子(堀北真希)が住み込むことになった。
また、鈴木家の向かいにある駄菓子屋の茶川(吉岡秀隆)は
見ず知らずの少年・淳之介(須賀健太)の面倒を見ることに・・・。
感想
ビッグコミックオリジナルに連載されている漫画
「夕焼けの詩―三丁目の夕日」を原作にした実写映画。
良い映画でしたね~
小雪以外は、日本アカデミー賞を総なめした作品というのが頷けました。
いや、別に小雪が悪かったって訳じゃないですよ
小雪を始め、俳優陣は良い演技を見せてました。
田舎臭さ全開の顔をした六ちゃんは
ほんまに堀北真希
と目を疑うぐらいだった
淳之介を演じた須賀健太君は、平成生まれなのに
すっごく昭和の匂いを感じました
産まれた時からテレビ(しかもカラー)があり
当時に比べて多くの物を手にした現代の日本人だが
大切な物を失ってしまった気がした
それは、氷を入れる冷蔵庫ではありませんよ
物やお金を大事にする心だったり、密な近所づきあいとか。
昭和33年が舞台なので、私は生まれて無いんですけど
なんかノスタルジーを感じる映画でしたね~。
昔って、ええな~と思った
監督も昭和33年を知らない世代で、あまりにも美化して描いてると
一部では言われてるようですけど。
映画は完全にリアルである必要はなく、家族の良さや
希望の大切さというメッセージを伝える為の昭和33年としては
完璧だったと思う。
『ALWAYS 三丁目の夕日』公式サイト
ネタバレ感想
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昭和33年の東京をCGで見事に再現してましたね。
ただ、模型飛行機やトカゲのCGで
現代に連れ戻された気がしたのが残念だった。
ヒロミが見えない指輪をはめ、手をかざしてキレイと言うシーンが良かった。
氷の冷蔵庫と共に、そんな女性は絶滅したでしょうが(笑)
ベタだけど、クリスマスのエピソードも良かった。
「50年後も夕日はキレイに決まってる」という台詞は
今の子供が言ったら、嘘っぽく聞こえるだろうと思った。
あの頃は物は無かったが未来への希望があり、現代は物に溢れるが
明るい未来を想像出来ない時代では、寂しい気がした。
いつまでも、子供があの台詞が言える世界を願った。
『続・三丁目の夕日』が製作されるから
今回のTV放送となったので感謝しているが
茶川とヒロミのその後を、自分なりに想像出来る
終わり方に好感を持ったので、ちゃんとした答えが出るのは
少し残念な気がする。