2008/02/28(木)07:00
『天然コケッコー』'07・日
あらすじ
山間の分校。
小学校と中学校は同じ校舎の中にあり
全校生徒はたったの6人!
右田そよは唯一の中学二年生。
初夏のある日、東京から転校生・大沢広海がやってきた。
期待に胸を膨らませるそよだったが・・・。
感想
コンビニねぇ!
美容院ねぇ!
全校生徒は、小中合わせて
たったの6人!?
吉幾三ならずとも、出ていきたくなりそうな
超ど田舎ですが、主人公の「そよ」ちゃんは
時間が、ゆっくりゆっ~くり流れ
人も猫も、の~んびりと暮らす
この土地を愛する純朴な少女。
その彼女にとって、初めての同級生で
東京から来たドライな転校生の広海。
この両極端な二人の
甘酸っぱい恋愛模様を描いている。
原作は、くらもちふさこのコミックで
『リンダ リンダ リンダ』では
女子高生の友情を軸にした山下敦弘監督が
今回は恋愛を軸に、また違った形の
素晴らしい青春映画に仕上げている。
日本アカデミー賞新人俳優賞に選ばれた
夏帆が演じる主人公が
とにかく可愛い
両親役の佐藤浩市、夏川結衣も
完全に引き立て役になってました
島根弁も、この作品の魅力の一つですね。
「いってきます」じゃなく、「いって帰ります」だったり
一人称が「わし」、二人称が「あんた」
女子中学生が
わしって( ̄▽ ̄;)
清原か!
「おーきに」って、大阪でも使うけど
今では商売人ぐらいしか使ってへんよな
『天然コケッコー』公式サイト
ネタバレ感想
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初めての同級生、しかもイケメンさんで
気分が高まる「そよ」だったが
デリカシーの無い広海に、がっかりする。
だが、大田のおじいちゃんの孫と知り、親近感が湧き
スタンドバイミーな展開を経て
急速に距離を縮めた二人。
フード付きジャンパー欲しさに
ファーストキスを安売りしたら、あかんって( ̄▽ ̄;)
でも、割に合わない取り引きやったな(笑)
東京の友達から、土産と言われ貰った
校舎の瓦礫を、平然と置いていく広海。
置いてくか!と思ってしまった( ̄▽ ̄;)
そよちゃん同様、ピュアなオッサンなので(笑)
確かに、あの大きさであの重さなら
洒落じゃなかったら、嫌がらせやな(^_^;)
くそ重い瓦礫を隠し持って、倒れた「そよ」を見て
広海は瓦礫を叩き割り、小さな欠片を「そよ」に渡した。
現実的やね~( ̄▽ ̄;)
でも、最良の解決策やな。
現実的でドライな広海らしく、坊主が嫌だし
あっさり東京の高校に行くなんて言ったが
クールに見えて、根は優しいし
そよちゃんは可愛い過ぎるし
二人で地元の高校に行く事にした。
良かった、良かった♪
あの「そよ」ちゃんを捨てるような馬鹿をしなくて。
「ださい散髪屋しかない」
と散髪屋の娘の前に言ったりする天然キャラで
キスは心がこもってないけど(笑)
ほんま、ええ子やったな~
シゲちゃんが、ロリコンに走るのも分かるわ(笑)
心が無いって言われたけど、学校のみんなや弟を
大事に思っていて、心があり過ぎる?感じ。
広海の母が、そよの父に贈ったチョコが
廻り廻って、そよの弟に渡り
それを弟は、姉をフォローする為、広海に渡すなど
そよの優しさは、周りにも伝わってましたね。
東京に行った時、人の多さと速さに戸惑って
参ってしまってた「そよ」ちゃん。
目をつぶり、耳に手を当てると
山と違わない事に気付いて、元気を取り戻したように
いつか、彼女も東京に馴染む日がくるんだろうな。
でも、馴染んで欲しくないな(^_^;)
生まれて初めて、黒板を羨ましいと思った(笑)
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