アレ、ときどき啓人 そらそうよ おーん

2008/11/01(土)22:50

『象の背中』'07・日

映画 ソ(22)

あらすじ 突然、末期の肺がんで余命半年を宣告された48歳の 藤山幸弘は、残された時間をどう生きるか選択を迫られる。 妻と二人の子どもの事はもちろん、建設会社の部長として 精魂傾けてきたプロジェクトも気掛かりだ。 しかし、結局は延命治療を拒否し、自分なりに 人生を全うしようと決断する・・・。 感想 秋元康の小説を『ミスター・ルーキー』の 井坂聡監督が、映像化した作品。 あまり評判の良くない映画でしたが 案外、悪くなかったです。 それは私が ロマンチストな 男だからかな この映画では、男の死に方の理想 を描いているが、あまりにも理想的すぎて 白けてしまう程だったが、男の願望が 投影された物語なので、そんなに悪い気もしなかった ただ、あまりにも嘘臭い物語だったので 役所広司さんの迫真の演技がなければ 最後まで観れなかっただろうな ほんまに 死にそうに 見えたって 笹野高史さん、岸部一徳さん、ついでに 高橋克実も、良い演技を見せていた 女優陣では、今井美樹と井川遥が 男の理想を、「1ポンドの福音」の 南沢奈央は、父親の願望を体現し 作品に彩りを添えていた。 その他のキャストは、塩谷瞬、益岡徹 伊武雅刀、手塚理美、白井晃など。 ネタバレ感想 マウスでクリックしながら、なぞって下さい。 あんなに出来すぎた美人妻がいながら浮気するって 生殖マシーンである男の哀しい性(さが)かな(笑) 半年の命だと、愛人には話して、妻には話さない。 それが、どういう意味があるかは、結婚してない 当然、愛人もおらん私には分からんわ(笑) あの年齢で初恋の人に会いに行ったら 覚えてないのは当然だが、手塚理美レベルが 出てきたのは、かなりの奇跡やな(笑) 続く、雨のライヴ演奏が、生かテープかという しょうもない理由で、ケンカ別れした 元親友との再会は、良い場面だったな。 元親友が阪神帽を被っていて 「死ぬまで阪神ファン」と言ってたのが、また良い(笑) そして、象の話をする笹野さんの場面が 見応えがあったよな。 まさかの蹴り連発(笑) 笹野さんは、何もかも知っていながら 大人の別れ方をしたのに、人生を狂わせておいて 土下座ごときで、許しを請おうとしたのが甘かったな。 それから、誰にも言えなかった本音を吐露して 兄弟で泣きながら、スイカを食べる場面も良かった。 海辺と車イスは、やっぱり絵になるな。 手紙で、感動しようと身構えていたら 唐突に娘のチアリーディング。 ここは、感動の場面だと思いこもうとしたが どうしても笑えてきた(^_^;) 役所さんの表情は、良かったけどな~。 「もう1度生まれ変わってもプロポーズしてくれる?」 妻の問い掛けに、手を握り答えた場面は 今井美樹の「ブハッ!」って泣き方に 感動を削がれちゃったな(笑) 不幸の押し売り(笑)と言える主人公の行動は 笹野さんやライター男のような 立つ鳥、跡を濁さずな日本人的な美学と相反するが やっぱり人間は、象とは違うもんな。   楽天以外の方は コメントにURLをお忘れなく♪ TBは、承認後に反映されます。

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