2008/12/24(水)19:58
『ヴィーナス』'06・英
あらすじ
かつて数多の女性たちと浮き名を流したベテラン俳優の
モーリスも老境に入り、今では端役の仕事を細々と続ける
一人暮らしの孤独な身の上だ。
そんな黄昏気味の日々に、親友イアンの姪の娘の
年若いジェシーが出現し、久々にときめきを覚える。
粗野で非常識な姪を持て余していたイアンを尻目に
女心の専門家を自負するモーリスは俄然張り切って
ジェシーに近づき、モデルになりたいという彼女のために
仕事を紹介するのだが・・・。
感想
『ノッティングヒルの恋人』の
ロジャー・ミッチェル監督が贈る
愛すべき
エロじじい
の物語
有名だったが、最近は死体役ばかりの
じいさん俳優が主人公です。
『スターダスト』で死にかけの役をしていた
ピーター・オトゥールに、正にぴったりの役
彼は、この作品で8度目のオスカー候補となるが
7度ある事は8度ある
ってな訳で、またしても落選
そのオトゥール爺さんが、ジョディ・ウィッテカー演じる
大して美人でもなく
性格も良くない
ヒロインに、年甲斐もなく恋をするお話。
幾つになっても、アソコが駄目になっても
男は死ぬまで、スケベは直らんねんな
男の方が、共感できる作品でしょうね~。
女性は、引くかもしれへん
共演は、『トゥームレイダー』のレスリー・フィリップス
ハリポタのダーズリー父役で
お馴染みのリチャード・グリフィス
『つぐない』のヴァネッサ・レッドグレーヴ等。
スガシカオが大ファンの
コリーヌ・ベイリー・レイの歌が
作品に彩りを添えていました。
『ヴィーナス』公式サイト
ネタバレ感想
マウスでクリックしながら、なぞって下さい。
有名な俳優なら、老後も豪勢な暮らしをしてると
思っとったけど、貧乏たらしい生活しとんねんな~。
でも、あの3人のジイチャン達は仲良くて
楽しそうやったけどな。
「(自殺したら)何人かが悲しむ」
「(回顧録は)数ページで済む」
ウィットに富んだ会話が楽しかった。
絶世の美女でも、性格が良い訳でもないジェシーに
モーリスが、ぞっこんになっていくのが
女性には、あまり理解できない所だろうが
スタイルの良い、若くてピチピチしたギャル(笑)が
突然、身近に現れたら、男なら当然の行動やね(笑)
それに、モーリスは俳優だから、美人は見飽きてるだろうし
今まで出会った事のないタイプだったのも
惹かれた理由かもしれない。
それから、あまり美人すぎると、直ぐに仕事が見つかり
ジイサンの相手なんかしてられず、この作品が成り立たない(笑)
若い女に見守られながら、海辺で死に
ドナルドは数行と言っていたモーリスの死亡記事は
でかでかと1面まるまると載り、多くの人が彼を悼み
ジェシーは、モーリスの望み通りに
絵のモデルとして頑張っていた。
男の願望の映画やったね(^_^;)
楽天以外の方は
コメントにURLをお忘れなく♪
TBは、承認後に反映されます。