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カテゴリ:映画 ヘ
あらすじ 休暇をとってベニスに静養にやってきたドイツの 老作曲家が、まるでギリシャ彫刻のような容姿をした 美少年に心を奪われてしまい・・・。 感想 題名そのまま ノーベル賞作家トーマス・マンが、実体験を 基に書いた小説が原作。 でも、彼はベニスでは死んでませんけどね 死んでたら、小説書けへんもんな 原作の主人公は作家だそうですが、ファーストネームや 容姿から、グスタフ・マーラーをモデルにしてるのは明白で 『熊座の淡き星影』のルキノ・ヴィスコンティ監督は 本作の主人公を、音楽家に変更しています。 そして、原作には登場しないアルフレッドという マーラーの友人アルノルト・シェーンベルクを モデルにした人物に、重要な役割を与えてる他 映画を彩るマーラーの音楽は、もう1人の 主人公と言える程の印象を残しているので クラシックは、退屈な音楽だと思ってる方は 観ない方が良いかもしれません 出演は『愛の嵐』のダーク・ボガード 『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー』のビョルン・アンドレセン 『家族の肖像』のシルヴァーナ・マンガーノ 『ボッカチオ'70 HDニューマスター版』のロモロ・ヴァリ 『ルードウィヒ』のマーク・バーンズ 『バリー・リンドン』のマリサ・ベレンソン。 【送料無料】ベニスに死す / Morte A Venezia 輸入盤 【CD】 ネタバレ感想 マウスでクリックしながら、なぞって下さい。 結婚して、亡くなったようやけど、かつては娘もおった 普通に生きてきたグスタフみたいな男やったとしても 心を奪われるのも分からないでもないって位に タージオは、めっちゃ綺麗な顔しとったな。 ただ、自分やったら、タージオやなくて タージオのママの方に行くけどな(笑) 4人の子持ちとは思えん程、若々しくて美しく 流石に、タージオを産んだだけあるわ(笑) でも、3人の妹はタージオの妹には見えない程 あまりパッとせん感じやったな(^_^;) タージオの美しさを引き立てる為にも 地味な子供をキャスティングしたんやろな。 「タージオお別れだ、お幸せに」 「他人にそんな笑顔はよせ 愛してる」 グスタフの本音が、思わず口に出たとも解釈できるが グスタフのキャラからして、あんな事を軽々しく口にするのは 不自然で、映画を観てる人への説明の為の台詞に思えた(^_^;) この作品は主人公の視点やなく、神の視点から描いてて グスタフの心の声って手法は使えんかったからな。 アルフレッド曰く、芸術家としての致命的な欠点の 常識人であるグスタフは、タージオに迫ったりはせず ひたすらストーキングして、ただ見つめるだけ(^_^;) グスタフが観客からブーイングを浴び 「引き渡してやる、死刑だ」 そうアルフレッドに宣告される悪夢を観るが アルフレッドのモデルのシェーンベルクが 初演時にブーイングされた事に因んだ場面のようで 最初は観客に受け入れられなかったアルフレッドの 新しい音楽が主流となって、自らは時代遅れになる事への 恐れを表してるが、つまりは老いへの恐怖とも取れるな。 グスタフのタージオへの想いは、単なる恋愛感情だけやなく 若さへの憧れと共に、芸術家として長年求め続けてきた 美に対する答えを、タージオに求めたって事なんやろうね。 でも、オッサンが美少年に、恋する乙女のように恥らって 気持ち悪い事この上なかったけどな(笑) コレラで死ぬ事より、タージオを見れなくなる事が 耐えられなかったグスタフは、ベニスで死す、完。 タージオの事を愛してるんなら、早く逃げるように 言うべきやのに、独りよがりな愛やな(^_^;) 冒頭にグスタフを歓迎したオッサンも化粧してたけど 当時のイタリアでは、男性が化粧するのは一般的やったんか? どう見ても、キモいだけやのに(笑) 高級ホテルに似つかわしくない流しのバンドの ヴォーカルみたいに、笑いを取る為なら分かるけどな(^_^;) 楽天以外の方は コメントにURLをお忘れなく♪ TBは、承認後に反映されます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.06.03 00:22:08
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